意外とgoogleってみても、ORCAをアンインストールする方法について書いているサイトがないので、メモ代りに載せておきます。
追記:下記の内容は、woody向けの内容で現在と変わってしまっていますので、ほとんど役に立ちません。最新のアンインストールスクリプトは2007/11/21の日記で公開していますので、そちらをどうぞ。
ORCAをアンインストールする方法 □ 事前となる話 (読み飛ばして構いません) ORCAサイトのインストール時に指定するtask-jma-receiptパッケージは、 task-jma-receipt-serverとtask-jma-receipt-clientパッケージに依存 しているメタパッケージで、それぞれのパッケージはpandaサーバとかの サーバ関連ソフト、glclientなどのクライアント関連ソフトを指定している メタパッケージです。要するに、芋づる式にパッケージがインストールされるのです。 task-jma-receipt ---task-jma-receipt-server(ORCAのサーバ関連パッケージ) ---task-jma-receipt-client(ORCAのクライアント関連パッケージ) □ アンインストール方法 * データベースのバックアップと削除 念のため今のDBをバックアップしておいてから、DBを削除する。 $ pg_dump -R orca > orca_db_backup.dump を実行。 ORCAサーバを止めてから、データベースを削除 $ sudo /etc/init.d/jma-receipt stop $ dropdb orca DROP DATABASEと表示されればちゃんと削除されている。 * ORCA関連パッケージの削除 GNOMEとか日本語入力などの機能は残す方針でパッケージを削除。 以下のパッケージをroot権限でapt-get remove --purgeを実行して削除する。 task-jma-receipt task-jma-receipt-server task-jma-receipt-client jma-receipt jma-receipt-hosp jma-receipt-dbbackup panda-client panda-server monpe jma-fonts libpanda open-cobol libglade-panda0 libglade-panda-gnome0 libmondai1 libgtkpanda0 libcob08 dia-orca-print dia-orca canna-canadamed libfixed0 jma-receipt-fdd panda-dev * 設定ファイルなどの削除の確認 root権限で、rm -rfコマンドを実行して以下のフォルダを削除する /etc/jma-receipt/ パスワードファイルなど /var/log/jma-receipt/ ORCA関連のログなど /usr/lib/jma-receipt/ /usr/local/site-jma-receipt/ 地方公費関係など /var/lib/jma-receipt/ /usr/share/fonts/type1/jma-fonts フォント関係など * ORCAユーザのアカウント、ホームディレクトリの削除 ユーザアカウントのみ削除する場合 # userdel orca ホームディレクトリ以下も含めて削除する場合 # userdel -r orca * Postgresqlの設定などを元に戻す orcaユーザを削除 (postgresユーザ権限で) $ dropuser orca 必要に応じて/etc/postgresql/pg_hba.confの設定を元に戻す
テストのために初期状態のデータベースが欲しい場合とかに役に立つかも。要は、PostgreSQLのデータベースの内容を新たに作成させるだけなんだけど。実行する場合は、必ず事前にpg_dumpコマンドなどでバックアップを取っておいて下さい。消すのは数秒だけど、消してしまったものは元に戻りませんので..。
ORCAのデータベースをインストール直後の状態にする方法 orcaユーザ権限でorcaデータベースを削除 $ dropdb orca jma-receiptパッケージを再インストール # apt-get install --reinstall jma-receipt でOKです