今まで週刊アスキー別冊として発売されていたUbuntuのムックが Ubuntu Mgazine Japan vol.1として発売されたので買いに行きました。 そこらへんの小さな本屋に売っているかなー..と思ってのこのこ出かけたら 一番手前の棚にたくさん置いてありましたよ。ううむ、やるな。 今回は第1号発売記念ということで、32ページの増ページがされており 特製Ubuntuステッカーがついています。これ、けっこうお金がかかって いるそうなんですが、Ubuntuステッカーは意外と入手する機会が少ない ので重宝します。 また、連載中のマンガ「うぶんちゅ!」の人気キャラクター、会長さんの シールまでついていますよ。 「うぶんちゅ!」作者、瀬尾先生のサイトはこちらです。一部オンラインで読めます。 http://www.aerialline.com/ たぶん、最近発売されたばかりのSharpの超小型UbuntuマシンNetWalkerに 貼る人が多いんでしょうね。 あ、そうそうUbuntu Magazine Japanでは、話題のNetWalkerについての 特集や、Ubuntuを使う際に分からない用語などを解説した用語集 (合間に入っているマンガがシュールで吹きました。面白い)や まもなくリリースされるUbuntu 9.10についての最新情報も入っています。 個人的には、Ubuntuで動くハードウェア検証の記事がなにげに役に立ちます。 買おうかと思っていたGPS USBドングルが取り上げられていました。 うーん、欲しいゾ。 Ubuntu Magazine Japan 公式サイト http://ubuntu.asciimw.jp/ Ubuntu Magazine Japan - twitter (お知らせだけじゃなく、中の人の反応があります) http://twitter.com/ubuntumag 4048679961
□ CPU情報 /proc/cpuinfo でプロセッサ情報が取得可能 i.MX515プロセッサのためARMv7-Aアーキテクチャ --------------------------------------------------- $ cat /proc/cpuinfo Processor : ARMv7 Processor rev 1 (v7l) BogoMIPS : 159.90 Features : swp half thumb fastmult vfp edsp CPU implementer : 0x41 CPU architecture: 7 CPU variant : 0x2 CPU part : 0xc08 CPU revision : 1 Hardware : SHARP PC-Z1 Revision : 51020 Serial : 0000000000000000 --------------------------------------------------- □ 電源/バッテリ関連情報 /proc/apm で現在の電圧やAPMステータスが取得可能 第4パラメータはAC接続のON/OFF(0x01/0x00)を表す --------------------------------------------------- $ cat /proc/apm 1.13 1.2 0x02 0x00 0x00 0x00 50% 7.872 V --------------------------------------------------- /sys/class/power_supply以下のmc13892_batやmc13892_charger などで、電源関連イベントの取得が可能。 --------------------------------------------------- $ cat /sys/class/power_supply/mc13892_bat/uevent PHYSDEVPATH=/devices/platform/pmic_battery.1 PHYSDEVBUS=platform PHYSDEVDRIVER=pmic_battery POWER_SUPPLY_NAME=mc13892_bat POWER_SUPPLY_TYPE=Battery (充電時も変化なし) POWER_SUPPLY_VOLTAGE_NOW=7839000 POWER_SUPPLY_STATUS=Discharging (充電時:charging 放電時:Discharging) --------------------------------------------------- $ cat /sys/class/power_supply/mc13892_charger/uevent PHYSDEVPATH=/devices/platform/pmic_battery.1 PHYSDEVBUS=platform PHYSDEVDRIVER=pmic_battery POWER_SUPPLY_NAME=mc13892_charger POWER_SUPPLY_TYPE=Mains POWER_SUPPLY_ONLINE=0 (AC接続時:1 バッテリ時:0) POWER_SUPPLY_VOLTAGE_MAX_DESIGN=3517006 POWER_SUPPLY_VOLTAGE_MIN_DESIGN=0 POWER_SUPPLY_VOLTAGE_NOW=7839 POWER_SUPPLY_CAPACITY=50 (20/50/90のようにおおまかなバッテリ容量区分?) POWER_SUPPLY_STATUS=Discharging (充電時:charging 放電時:Discharging) --------------------------------------------------- □ 液晶輝度 液晶の輝度は 0/5/8/22/36/50/64/78/92/97/100の11段階 Fn + 6/Fn + 7キーで輝度を上下に設定する。(5〜100の10段階) Fn + 8キーで輝度を0(液晶OFF)に設定する。 /sys/class/backlight/mxc_pwm_backlightの actual_brightness または brightness で輝度の取得が可能。 -------------------------------------------------- $ cat /sys/class/backlight/mxc_pwm_backlight/actual_brightness 22 $ cat /sys/class/backlight/mxc_pwm_backlight/brightness 22 --------------------------------------------------- brightnessは設定上の輝度を表すが、actual_brightnessは 実際に表示されている輝度を表し、Fn+8で液晶OFFにすると0になる。 下記は、Fn+8で液晶OFFにした状態で実行したもの。 -------------------------------------------------- $ cat /sys/class/backlight/mxc_pwm_backlight/actual_brightness 0 $ cat /sys/class/backlight/mxc_pwm_backlight/brightness 22 ---------------------------------------------------
NetWalkerが印刷に対応していないのは、プリンタメーカのLinux対応ドライバがx86用のものしかないのが原因というメモ。
□ NetWalkerでは印刷できない NetWalkerのサポートページには以下のように、印刷はサポートしていない ということが書かれています。 http://www.sharp.co.jp/support/mit/faq/qa/qh_0018.html ------------------------------------------------------------- Q. パソコン用プリンタで印刷はできますか? A. 本機では、印刷機能はサポートしていません。 (本機にパソコン用プリンタを接続して印刷することはできません。) ------------------------------------------------------------- □ NetWalkerで印刷がサポートされない理由 これはプリンタ側の事情であって、下記の図で言うところの メーカ製ドライバにあたる部分が動作しないためです。 一般に、メーカから用意されているLinux用プリンタドライバでは、バイナリの 実行ファイルやデーモンを動作させる構造のものも多く、x86アーキテクチャ上で 動作するように作成されています。 そのため、ARMアーキテクチャなNetWalkerでは対応アーキテクチャが異なるので このようなLinux向けプリンタドライバを利用することができません。 プリンタメーカがARM対応ドライバを出すか、ソースコードが全て公開されていて ARM対応にコンパイルすれば動作する可能性はありますが、どちらもあまりあり得ない話です。 (メーカにしてみれば、市場規模の問題で儲からないとか、サポートできないとか 技術情報を公開できないといった事情があるので) では、どんなプリンタが動作する可能性があるかというと、PostScript・LIPS・ ESC/Page・RPDLなどに対応しているプリンタになります。(gsの標準フィルタで対応) つまり、EpsonやCanonといったメーカのインクジェットプリンタでは かなりの数のプリンタが動作しません。 動作するプリンタは、HP製のhpijs/hplipドライバで動作するインクジェットプリンタや 標準フィルタで対応している、中級クラス以上のレーザープリンタに限られてしまいます。 □ NetWalkerからRicoh SP4000に印刷してみた ということで、上記で言えば中級クラスのレーザプリンタにあたる Ricoh SP4000を使って、ネットワーク経由で印刷してみました。 SP4000は以前購入したものです。 CUPSのインストール 下記のコマンドを実行するか、Synapticでcupsパッケージをインストールします。 $ sudo aptitude update $ sudo aptitude install cups CUPSでのプリンタ設定 GNOMEメニューから「システム管理」→「印刷」でsystem-config-printerを起動させて 設定を行う方法もありますが、CUPSのwebインタフェースを用いて印刷しました。 ブラウザで、http://localhost:631/ を開いてプリンタ設定を行います。 デバイス:LPD/LPRホスト/プリンタ デバイスURI:lpd://192.168.1.100/lp のように指定。 メーカ:Ricoh モデル:Ricoh RPDL IV Laser Printer..を設定。 Web設定画面で、テストページの印刷を行い、正しく出力されたことを確認した。 cupsはデーモンとしては重いので、普段使わないときは自動起動させない ように設定しておくか、lprngで設定するといいかもしれません。 (lprngの設定はCUPSに比べると難しいですが..)
NetWalkerからは、CanonやEpsonなどのほとんどのインクジェットプリンタには直接印刷をすることができません。しかし、どうしても印刷したい場合は cups-pdfを利用してPDFを作成し、他のパソコンで印刷させることもできるのでそのメモ。
□ cups-pdfをインストールしてPDFプリンタを作成する cups-pdfのインストール $ sudo aptitude update $ sudo aptitude install cups-pdf apparmorの再起動 $ sudo /etc/init.d/apparmor restart これで、アプリケーションから印刷する際のダイアログにPDFプリンタが 表示されるようになります。印刷結果は、$HOME/PDF/以下にPDFファイルと して保存されます。 このPDFファイルをファイル共有するなり、scpやFTPなどでファイル転送して 他のマシンで印刷を行うと良いでしょう。 #それなら、元から他のマシンで印刷を行った方が早いんじゃないの? #というツッコミはさておきw
Linux上でのデスクトップ仮想環境はVitrualBoxを使っていたのですが、スナップショット間の移動が自由にできないのが不満で、有償でもいいのでVMware Workstationに乗り換えを検討しています。
先日10/2にVMware Workstation 7 RC版がリリースされており、おそらく1ヶ月程度で正式版がリリースされると思われるので、そのタイミング(11月頃?)を狙っています。
□ VMware Workstation 7 RCのダウンロードリンク等 VMware - VMware Workstation 7 Release Candidate (ダウンロードはここから可) http://communities.vmware.com/community/beta/workstation VMware - VMware Workstation 7 Release Candidate リリースノート http://communities.vmware.com/servlet/JiveServlet/previewBody/10126-102-9-9656/releasenotes_ws7_communities.html vitualization.info - VMware Workstation 7がプライベートベータテストを開始 (日本語でリリースノートの概略を知りたい場合) http://www.virtualization.info/jp/2009/06/vmware-workstation-720090618-4.html その他、VMのメモリ上限が32GBまでになったり、Windows版とLinux版で同一の製品であれば 同じライセンスキーになったりしているようです。 最近VMware社は、組織再編をしており今後の製品の先行きが不安な面があるので 動向をチェックしておかないと。 http://www.virtualization.info/jp/2009/10/vmware20091007-8.html
Microsoftがリリースした無料のマルウェア対策ソフト、Microsoft Security Essentialsに関する調査が必要だったので、インストール先やプロセス等についてざっと調べたメモの一部。
Microsoft - Microsft Security Essentialsサイト http://www.microsoft.com/security_essentials/default.aspx?mkt=ja-jp Windowsセキュリティソフト比較2chまとめ @wiki http://www23.atwiki.jp/securitysoft/ □ Microsft Security Essentialsの挙動調査 (Windows XP環境) * プログラムの追加と削除 Microsft Security Essentials として追加 * インストールパス C:\Program Files\Microsoft Security Essentials * プロセス MsMpEng.exe :Microsoft Malware Protection サービス msseces.exe :Microsoft Security Essentials のUI # Microsoft Security Essentialsはタスクトレイに表示される # アイコンのクリックでは停止できない。 * サービス コントロールパネル→管理ツール→サービス Microsoft Antimalware Service という名で起動するよう設定される。 * セキュリティセンターの設定 コントロールパネル→セキュリティセンター ウイルス対策の項目で、Microsoft Security Essentials として設定される。 * レジストリ * HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft Antimalware InstallLocationやRemediationExeなどでパスやexeの指定がされる。 * HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft Security Essentials ロケール等の設定のみ * HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion?\Run MSSEのキー名で起動するよう設定されている * HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion?\Uninstall\Microsoft Security Essentials アンインストールに関する情報 * HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\MsMpSvc? MsMpEngサービスの起動を行う
Ubuntu 8.04でwiresharkを利用する際に、パケットがチェックサムエラーとして赤く表示されてしまうのを止めるメモ。
最近のOSではnetwork offloadingが有効になっており、ネットワークの処理を CPUではなくNICで実行してCPU負荷をおさえるようになっています。 そのうち、checksum offloadingではIP/TCP/UDPなどのパケットの チェックサムはNICで計算されます。 wiresharkはNICに送信される前のパケットをキャプチャするため 下記のように、赤バックでチェックサムエラーとして表示されます。 これを防ぐには、wiresharkのメニューでEdit → Preferencesで Protocolの項目を開いてTCPを選択し、Validate the TCP checksum if possible の項目のチェックを外してOKを押して保存します。 UDPにも同様にして設定を行います。 なお、Wireshark 1.2以降では、IP/TCP/UDPのチェックサムの検証は デフォルトでOFFになっているので、上記の設定を行う必要はありません。 または、あまりお薦めできませんが NICでのcheksum offloadingをOFFにすることでも エラーが発生しないようにすることができます。 Linuxでchecksumのチェックが行われているか確認するには ethtoolパッケージをインストールし、下記のコマンドで確認できます。 ---------------------------------------------- $ sudo ethtool --show-offload eth0 Offload parameters for eth0: rx-checksumming: on tx-checksumming: on scatter-gather: on tcp segmentation offload: on udp fragmentation offload: off generic segmentation offload: off ---------------------------------------------- NICでのchecksumの計算を行わないよう設定する ---------------------------------------------- $ sudo ethtool --offload eth0 rx off tx off ---------------------------------------------- Wireshark Wiki - TCP Checksum Verification http://wiki.wireshark.org/TCP_Checksum_Verification Wireshark Wiki - Offloading http://wiki.wireshark.org/CaptureSetup/Offloading Wireshark - 7.8. Checksums http://www.wireshark.org/docs/wsug_html_chunked/ChAdvChecksums.html
先日出ていた、箕面市での教員向けのEdubuntuをシンクライアント方式で採用する、という案件のメモ。"サポーター企業"を募集、という形式でたいして費用は出なさそうが、案件実績としてやってみたいところを募集している。基本的には箕面市側で作業を行うので、技術的に高度な問題点のアドバイザーとして動くことになるらしい。ベンダに頼りきりで多額のコストをかけることなく構築することもできる、という事例として成功してもらいたいと思います。
ITPro - 箕面市が中古パソコン500台をLinuxで再生利用へ,サポーター企業を募集 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091014/338845/ 箕面市- 脱MS!無償「 Linux 」シンクライアントにより中古パソコン500台を再生利用 http://www2.city.minoh.osaka.jp/JYOUHOU/HOUDOU/20091014linux_supporter.html 箕面市 - 別紙資料 (PDF) http://www2.city.minoh.osaka.jp/JYOUHOU/HOUDOU/linux_supporter_j.pdf