scribusの翻訳再開して、作業分のコミットを依頼しておきました。scribusで、日本語入力がうまくいかなかったりエラーを出して落ちてしまう状況だったので、過度に期待をしてscribusを利用するヒトが増えるといけないと思い、しばらく翻訳を止めていました。
scribusの使い方としては、日本語入力はなるべく使うのは避けて、テキストであらかじめ作成/校正しておいた文章を流し込んで整形するのが良いでしょう。また、テキストフレームなどで日本語の直接入力はできません。「右クリック」→「テキストの編集」でストーリエディタを利用して文章を流し込みます。ストーリエディタでは、日本語入力ができますが、たまに落ちることがあるので注意が必要です。もし、利用するのであれば、設定で自動保存の間隔を3分とか5分に設定しておくと、クラッシュ時に作業結果を失いにくいので、良いかと思います。
色々と注意点を書きましたが、scribusは良くできたソフトで、特にLinux上などで、ちょっとしたデザインをするには重宝します。しかし、縦書きなどの日本語組版をまともにやろうとすれば、Windows等でInDesignやQuarkXPressなどの商用ソフトを利用するなど、DTPの目的に応じて使い分けるほうが良いでしょう。
追記 :scribusのメニューで挿入→引用符にて表示されるsingle reversedなどの未翻訳の部分を、どのように訳せばいいか分かるヒトは教えてください。なんとなくこう訳せばいいんだろうなという単語はあるんですが、資料が少なくて、それが本当に合っているのか分からないのです。その他の用語間違い等があれば、メール md81bird あっとまーく hitaki.net までお願いします。
scribus日本語化ファイルダウンロード(2008/8/11時点での最新) □ scribus 1.3.3.x日本語化ファイル (Windows/Linux版などの最新バージョン向け) ダウンロード (scribus.133x.ja.qm) Windowsの場合は、ダウンロードしたファイルをscribus.ja.qmという名前に変えて C:\program files\Scribus 1.3.3.12\share\translations以下に コピーしてください。 scribus1.3.3.12以降のバージョンでは、最新の翻訳ファイルが 適用されるはずですので、上記のコピーは必要ありません。 □ scribus 1.3.4日本語化ファイル (Ubuntu 8.04のscribus-ng向け) ダウンロード (scribus.hardy.ja.qm) Ubuntu 8.04(Hardy)の場合、/usr/share/scribus-ng/translations/に scribus.ja.qmという名前でコピーしてください。 # cp scribus.hardy.ja.qm /usr/share/scribus-ng/translations/scribus.ja.qm 他のScribus 1.3.4を利用する環境でも、たいがいは問題なく 動作するかと思います。 □ scribus 1.3.3.6日本語化ファイル (Debian Etchのscribus-ng向け) ダウンロード (scribus.1.3.3.6-dfsg.ja.qm ) Debian Etchの場合、/usr/lib/scribus-ng/にscribus.ja.qmと言う名前でコピーしてください。 # cp scribus.1.3.3.6-dfsg.ja.qm /usr/lib/scribus-ng/scribus.ja.qm