現在のCD版の医見書では、インストーラ(InstallAnywhere)がVistaに対応していないので、インストール途中にインストーラのjavaw.exeのプロセスが残ったまま固まってしまう。また、Vistaの旧OSの互換モードでのインストールを行うと、Firebird 1.5のコントロールパネルアプレット Firebird2Control.cpl がVistaに対応していないためか、コントロールパネルを開くとクラッシュして操作できなくなるので、その対処のためのメモ。
追記:2008/1/17現在、最新の医見書 Ver3.0.3でVista環境でのインストールに対応している模様。
VistaでFirebird 1.5をインストールしてコントロールパネルが クラッシュする問題の対処方法としては、主に2つある。 1.「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「Firebird 1.5」→ 「Uninstall Firebird」で、Firebirdをアンインストールする。 共有コンポーネントの削除は「Yes All」を選択。 2.アプリケーションの追加と削除に直接アクセスする。 スタートメニューを開き、検索バーで「appwiz.cpl」を検索して実行。 「アプリケーションの追加と削除」が起動してくるので、Firebirdを アンインストール。 同じく、共有コンポーネントの削除は「Yes All」を選択。 参考:@IT コントロール・パネル・アイテムをコマンドラインから呼び出す http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/585cplcmd/cplcmd.html なお、Firebird 2.0系では、このようなコントロールパネルのクラッシュは 起こらない。 Vista環境でFirebirdを利用するには、Firebird 2.0系が推奨のようだが どうしても、Vista環境でFirebird 1.5系を動かしたい場合はインストール時の 「Install Control Panel Applet?」のチェックを外してインストールすると 動作するようだ。
Firebird 2.0系になって、Firebird 1.5系からデータベース構造(ODS=On Disk Structure=オンディスク構造体)が変更になっているので、そのメモ。コマンドを叩かなくてはいけないが、お手軽さで言うとgstatコマンドを使って調べたほうが早い。
1.gstatコマンドを利用する方法 gstatコマンドを利用すると、ODSバージョンが分かる。 コマンドプロンプトで cd "C:\Program Files\Firebird\Firebird_1_5\bin" gstat -h "C:\Program Files\Ikensyo2.5\data\IKENSYO.FDB" などの例のように入力して、ODS versionの項目を参照する。 なお、Firebirdのバージョンが古いgstatコマンドを利用した場合 新しいFirebirdデータベースファイルのODSバージョンは、判別できない。 2.IBFirestAidなどのツールを使う方法 IBFirstAidなどのFirebird関連のGUIツールを使って、データベースを 読み込み、diagnoseで解析を行う。別途ダウンロード/インストールが必要。 解析結果の中のODS majorなどの項目を参照する。
Firebird 2.0系になってからODSバージョンが変更になったのは分かったが、どのタイミングでODSバージョンが新しいものに変更されるか、調べたときのメモ。基本的に、gbakコマンドを使ってのバックアップ/リストアを行わないと、データベース構造の変更は行われないらしい。
追記:ODSバージョンの一覧の情報をまとめたものを追加。
ODSバージョンは以下の通り。 Firebird 1.5 :ODS 10.1 Firebird 2.0 :ODS 11 Firebird 2.0系では、ODSバージョンが11に変更になっている。 Firebird 1.5系の、旧バージョンのデータも利用できるが その場合は、2.0系で取り込まれた新機能は利用できない。 データベースを最新のODSに変更するなら、gbakコマンドを 使って、データベースをバックアップ/リストアする必要がある。 例) cd "C:\Program Files\Firebird\Firebird_1_5\bin" gbak -b -user sysdba -password masterkey hoge.fdb hoge.bak (バックアップ) gbak -r -user sysdba -password masterkey hoge.bak hoge.fdb (リストア) Firebird 2.0のgbakコマンドで取ったバックアップファイルは Firebird1.5のgbakでは対応していないので、古い環境には戻せない。 ODSバージョンを知る方法は、前の記事を参照のこと。 詳細は、下記のリリースノートのPDFファイル中をODSやgbakなどの キーワードで検索するとよい。ODSバージョンごとのヘッダ構造も 参照できる。 Koji27の雑談 - Firebird 2.0系 に関するメモ http://koji27.cocolog-nifty.com/chat/2007/03/index.html Firebird - Firebird 2.0リリースノート http://www.firebirdsql.org/rlsnotes/Firebird-2.0-ReleaseNotes.pdf □ ODSバージョン参考メモ ODSバージョン8 :InterBase 4 ODSバージョン9 :InterBase 5 ODSバージョン10.0 :Firebird 1.0 / InterBase 6 ODSバージョン10.1 :Firebird 1.5 / InterBase 6.5 ODSバージョン11 :Firebird 2.0 / InterBase 7 ODSバージョン11.1 :Firebird 2.1 / InterBase 7.1 ODSバージョン11.2 :InterBase 7.5
今まで長いこと、Celeron 1.3GHz/メモリ512MBという環境でがんばってきましたが、もう限界です。だって、MX3S-Tはi815だから512MBまでしかメモリ積めないしー。Firefoxでタブを開きまくった上にFlashとか動いちゃうと、どうにもならなくなることが増えたり。業務の関係上sargeにしておく必要があったんですが、そんなこんなで、とうとうメイン環境をEtchに移しちゃいました(遅
あ、テスト環境とかVMware上では色んなOSを試していますが、いかんせんメイン環境でないと、それほど使わないのですよ。
/homeの移動やら、メールの同期、UTF-8への文字コードの変換、ApacheやSambaなどのコンテンツの移動と、設定ファイルのマージ、ssh鍵の移動などいろいろあります。/home以下のドットファイルの移動が面倒なんですよねー。旧環境をひきずるのは嫌なので、そのままコピーせずに、.ssh .gaim .xchat2 .bashrc .vimrc .sylpheed .bogofilter などの必要なものだけ抜き出して、新しい環境にマージしていく作業が特に面倒。あとはFirefoxのブックマークの移動と、プラグインの設定データの移動。ふぅ。
Apacheの再設定をしていて、AddDefaultCharsetを指定しないといけない件のメモ。AddDefaultCharsetをnoneにした人は、AllowOverrideとかのパラメータを勘違いしたんでしょうな。
あと、w3mでHTTPヘッダ等を表示できるオプションがあるのを知る。へぇー、これは便利。
文字化けするので、例によってAddDefaultCharset Offに設定。 □ AddDefaultCharset noneの間違い AddDefaultCharset noneと設定するのは、存在しない文字セットnoneを 指定することになるので間違い。AddDefaultCharsetのオプションは OnかOffか<文字セット指定>の、どれか1つのみ。 apache.orgサイトのドキュメントなどの一次情報を、確認する癖を つけましょう。 apache.org - Apache 1.3ドキュメント AddDefaultCharset ディレクティブ http://httpd.apache.org/docs/1.3/mod/core.html#adddefaultcharset や.まや - Apache のドキュメントは熟読せよ http://ya.maya.st/web/RTFM.html#adddefaultcharset
□ w3mでHTTPヘッダを参照する w3mコマンドに-dump_headオプションを付けることで、HTTPヘッダを 参照できたんですね。こりゃ便利。 $ w3m -dump_head http://www.google.co.jp/ HTTP/1.0 200 OK Cache-Control: private Content-Type: text/html; charset=Shift_JIS Server: GWS/2.1 Content-Length: 0 Date: Thu, 02 Aug 2007 07:12:18 GMT Connection: Keep-Alive その他のオプションに ---------------------------------------------------------------------------------- -dump_source URLの内容を読みこみ,整形せずに標準出力に書き出す.漢字コード変換もされない. -dump_head URLにアクセスし,ヘッダ情報を出力する. -dump_both URLにアクセスし,ヘッダ情報とHTMLソースを出力する. -dump_extra URLにアクセスし,拡張情報とヘッダ情報とHTMLソースを出力する. ---------------------------------------------------------------------------------- がある。詳細は、man w3mを参照のこと。 その他にブラウザでHTTPヘッダを見るなら、IEでは ieHTTPHeaders や Firefoxでは livehttpheaders プラグインをインストールして使用する 方法がある。 ieHTTPHeaders http://www.blunck.info/iehttpheaders/iehttpheaders.html @IT - Webアクセスをモニタする http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/479httphview/httphview.html livehttpheaders http://livehttpheaders.mozdev.org/ @IT - LiveHTTPHeadersでHTTPヘッダ情報を確認する http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/030livehttp.html