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ORCA愉快日記

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2007-08-02 FirebirdデータベースのODSバージョンを調べる方法

_ [orca] CD版医見書をVistaで動かすとコントロールパネルがクラッシュする

現在のCD版の医見書では、インストーラ(InstallAnywhere)がVistaに対応していないので、インストール途中にインストーラのjavaw.exeのプロセスが残ったまま固まってしまう。また、Vistaの旧OSの互換モードでのインストールを行うと、Firebird 1.5のコントロールパネルアプレット Firebird2Control.cpl がVistaに対応していないためか、コントロールパネルを開くとクラッシュして操作できなくなるので、その対処のためのメモ。

追記:2008/1/17現在、最新の医見書 Ver3.0.3でVista環境でのインストールに対応している模様。

VistaでFirebird 1.5をインストールしてコントロールパネルが
クラッシュする問題の対処方法としては、主に2つある。
  
1.「スタートメニュー」→「すべてのプログラム」→「Firebird 1.5」→
「Uninstall Firebird」で、Firebirdをアンインストールする。
共有コンポーネントの削除は「Yes All」を選択。
  
2.アプリケーションの追加と削除に直接アクセスする。
スタートメニューを開き、検索バーで「appwiz.cpl」を検索して実行。
「アプリケーションの追加と削除」が起動してくるので、Firebirdを
アンインストール。
同じく、共有コンポーネントの削除は「Yes All」を選択。
  
参考:@IT コントロール・パネル・アイテムをコマンドラインから呼び出す
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/585cplcmd/cplcmd.html
  
なお、Firebird 2.0系では、このようなコントロールパネルのクラッシュは
起こらない。
  
Vista環境でFirebirdを利用するには、Firebird 2.0系が推奨のようだが
どうしても、Vista環境でFirebird 1.5系を動かしたい場合はインストール時の
「Install Control Panel Applet?」のチェックを外してインストールすると
動作するようだ。

_ [orca] FirebirdデータベースのODSバージョンを調べる方法

Firebird 2.0系になって、Firebird 1.5系からデータベース構造(ODS=On Disk Structure=オンディスク構造体)が変更になっているので、そのメモ。コマンドを叩かなくてはいけないが、お手軽さで言うとgstatコマンドを使って調べたほうが早い。

1.gstatコマンドを利用する方法
gstatコマンドを利用すると、ODSバージョンが分かる。
コマンドプロンプトで
  cd "C:\Program Files\Firebird\Firebird_1_5\bin"
  gstat -h "C:\Program Files\Ikensyo2.5\data\IKENSYO.FDB"
などの例のように入力して、ODS versionの項目を参照する。
  
なお、Firebirdのバージョンが古いgstatコマンドを利用した場合
新しいFirebirdデータベースファイルのODSバージョンは、判別できない。
  
2.IBFirestAidなどのツールを使う方法
IBFirstAidなどのFirebird関連のGUIツールを使って、データベースを
読み込み、diagnoseで解析を行う。別途ダウンロード/インストールが必要。
解析結果の中のODS majorなどの項目を参照する。

_ [orca] FirebirdバージョンとODSバージョンでの互換性

Firebird 2.0系になってからODSバージョンが変更になったのは分かったが、どのタイミングでODSバージョンが新しいものに変更されるか、調べたときのメモ。基本的に、gbakコマンドを使ってのバックアップ/リストアを行わないと、データベース構造の変更は行われないらしい。

追記:ODSバージョンの一覧の情報をまとめたものを追加。

ODSバージョンは以下の通り。
  Firebird 1.5 :ODS 10.1
  Firebird 2.0 :ODS 11
  
Firebird 2.0系では、ODSバージョンが11に変更になっている。
Firebird 1.5系の、旧バージョンのデータも利用できるが
その場合は、2.0系で取り込まれた新機能は利用できない。
  
データベースを最新のODSに変更するなら、gbakコマンドを
使って、データベースをバックアップ/リストアする必要がある。
  
例)
cd "C:\Program Files\Firebird\Firebird_1_5\bin"
gbak -b -user sysdba -password masterkey hoge.fdb hoge.bak (バックアップ)
gbak -r -user sysdba -password masterkey hoge.bak hoge.fdb (リストア)
  
Firebird 2.0のgbakコマンドで取ったバックアップファイルは
Firebird1.5のgbakでは対応していないので、古い環境には戻せない。
  
ODSバージョンを知る方法は、前の記事を参照のこと。
  
詳細は、下記のリリースノートのPDFファイル中をODSやgbakなどの
キーワードで検索するとよい。ODSバージョンごとのヘッダ構造も
参照できる。
  
Koji27の雑談 - Firebird 2.0系 に関するメモ
http://koji27.cocolog-nifty.com/chat/2007/03/index.html
Firebird - Firebird 2.0リリースノート
http://www.firebirdsql.org/rlsnotes/Firebird-2.0-ReleaseNotes.pdf
  
□ ODSバージョン参考メモ
ODSバージョン8     :InterBase 4
ODSバージョン9     :InterBase 5
ODSバージョン10.0  :Firebird 1.0 / InterBase 6
ODSバージョン10.1  :Firebird 1.5 / InterBase 6.5
ODSバージョン11    :Firebird 2.0 / InterBase 7
ODSバージョン11.1  :Firebird 2.1 / InterBase 7.1
ODSバージョン11.2  :InterBase 7.5

_ [Linux] メモリ512MBの制限な環境とEtchへの脱出

今まで長いこと、Celeron 1.3GHz/メモリ512MBという環境でがんばってきましたが、もう限界です。だって、MX3S-Tはi815だから512MBまでしかメモリ積めないしー。Firefoxでタブを開きまくった上にFlashとか動いちゃうと、どうにもならなくなることが増えたり。業務の関係上sargeにしておく必要があったんですが、そんなこんなで、とうとうメイン環境をEtchに移しちゃいました(遅

あ、テスト環境とかVMware上では色んなOSを試していますが、いかんせんメイン環境でないと、それほど使わないのですよ。

/homeの移動やら、メールの同期、UTF-8への文字コードの変換、ApacheやSambaなどのコンテンツの移動と、設定ファイルのマージ、ssh鍵の移動などいろいろあります。/home以下のドットファイルの移動が面倒なんですよねー。旧環境をひきずるのは嫌なので、そのままコピーせずに、.ssh .gaim .xchat2 .bashrc .vimrc .sylpheed .bogofilter などの必要なものだけ抜き出して、新しい環境にマージしていく作業が特に面倒。あとはFirefoxのブックマークの移動と、プラグインの設定データの移動。ふぅ。

_ [Linux] ApacheのAddDefaultCharset設定と、HTTPヘッダを見る方法メモ

Apacheの再設定をしていて、AddDefaultCharsetを指定しないといけない件のメモ。AddDefaultCharsetをnoneにした人は、AllowOverrideとかのパラメータを勘違いしたんでしょうな。

あと、w3mでHTTPヘッダ等を表示できるオプションがあるのを知る。へぇー、これは便利。

文字化けするので、例によってAddDefaultCharset Offに設定。
  
□ AddDefaultCharset noneの間違い
AddDefaultCharset noneと設定するのは、存在しない文字セットnoneを
指定することになるので間違い。AddDefaultCharsetのオプションは
OnかOffか<文字セット指定>の、どれか1つのみ。
  
apache.orgサイトのドキュメントなどの一次情報を、確認する癖を
つけましょう。
  
apache.org - Apache 1.3ドキュメント AddDefaultCharset ディレクティブ
http://httpd.apache.org/docs/1.3/mod/core.html#adddefaultcharset
や.まや - Apache のドキュメントは熟読せよ
http://ya.maya.st/web/RTFM.html#adddefaultcharset
□ w3mでHTTPヘッダを参照する
w3mコマンドに-dump_headオプションを付けることで、HTTPヘッダを
参照できたんですね。こりゃ便利。
  
$ w3m -dump_head http://www.google.co.jp/
HTTP/1.0 200 OK
Cache-Control: private
Content-Type: text/html; charset=Shift_JIS
Server: GWS/2.1
Content-Length: 0
Date: Thu, 02 Aug 2007 07:12:18 GMT
Connection: Keep-Alive
  
その他のオプションに
----------------------------------------------------------------------------------
  -dump_source
    URLの内容を読みこみ,整形せずに標準出力に書き出す.漢字コード変換もされない.
  -dump_head
    URLにアクセスし,ヘッダ情報を出力する.
  -dump_both
    URLにアクセスし,ヘッダ情報とHTMLソースを出力する.
  -dump_extra
    URLにアクセスし,拡張情報とヘッダ情報とHTMLソースを出力する.
----------------------------------------------------------------------------------
がある。詳細は、man w3mを参照のこと。
  
  
その他にブラウザでHTTPヘッダを見るなら、IEでは ieHTTPHeaders や
Firefoxでは livehttpheaders プラグインをインストールして使用する
方法がある。
  
ieHTTPHeaders 
http://www.blunck.info/iehttpheaders/iehttpheaders.html
@IT - Webアクセスをモニタする
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/479httphview/httphview.html
livehttpheaders
http://livehttpheaders.mozdev.org/ 
@IT - LiveHTTPHeadersでHTTPヘッダ情報を確認する
http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/030livehttp.html 

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