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ORCA愉快日記

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2006-09-29 GNOME2で任意のコマンドを任意のキーに割り当てる

_ [Linux] GNOME2で任意のコマンドにショートカットキーを割り当てる

GNOME2では、任意のアプリケーションを起動させるようなショートカットキーの設定は、メニューからの設定が簡略化されているので、一部を除いてできない。そのため、Windowsのレジストリエディタに相当する、gconf-editorというツールを使って設定する。以下は設定のメモ。

□ gconf-editorを使っての設定(GNOME2@Debian)
ウィンドウマネージャがmetacityの場合
  
# aptitude install gconf-editor
でgconf-editorをインストール。
GNOMEメニューの「システムツール」→「設定エディタ」もしくは、
ターミナルからgconf-editorを入力して起動する。
  
コマンド起動を任意のキーに割り当てるのであれば
/apps/metacity/global_keybindings/run_command_1 にキー名を
/apps/metacity/keybinding_commands/command_1 にコマンドパスを
入力する。
command_1〜12まであるので、任意の数字に変えて登録しても良い。
  
□ 注意
特定のキーが、他のアプリケーションのショットカットキーとして
登録されていた場合は、うまく動作しない可能性がある。
  
□ 登録の実際
今回は、Printキーで画面キャプチャをして印刷までさせようと思ったが
ショートカットキーが取られていて、どうもうまくいかなかったので、
Pauseキーに割り当てた。(capture.shは自作のスクリプト)
  
/apps/metacity/global_keybindings/run_command_1 に Pause を登録。
/apps/metacity/keybinding_commands/command_1 に /usr/local/bin/capture.sh を登録。
  

_ [Linux] gconftool-2を使ったショートカットキーの設定

上記の記事のように、GNOME2でのショートカットキーの設定を、コマンドで設定するには、gconftool-2を使う。

上記のような、ショートカットキーの設定を行うには
以下の例のように、コマンドを実行する。
$ gconftool-2 --type string --set /apps/metacity/global_keybindings/run_command_1 Pause
$ gconftool-2 --type string --set /apps/metacity/keybinding_commands/command_1 /usr/local/bin/capture.sh
  
GNOMEでデスクトップ上のアイコン(ごみ箱、コンピュータ、ホーム)を消したい場合は
$ gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/desktop/trash_icon_visible false
$ gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/desktop/computer_icon_visible false
$ gconftool-2 --type bool --set /apps/nautilus/desktop/home_icon_visible false
などで削除することが可能。
  
参考URL
なにはともあれ、man gconftool-2を見るほうがわかりやすい。
  
gconftool-2(1) - Linux man page
http://www.die.net/doc/linux/man/man1/gconftool-2.1.html
Gnome.org - gconf
http://www.gnome.org/projects/gconf/
Java Desktop SYstem - 第 9 章 パフォーマンスの改善
http://docs.sun.com/app/docs/doc/819-0665/6n32vch4s?l=ja&a=view

_ [Linux] GNOME2でgconfの変更箇所を調べる

gconftool-2コマンドを使って、GNOMEの設定を変更した際に、どこのgconf設定項目が更新されたか調べた際のメモ。

1.GNOMEで設定を行う前に、gconfの設定を保存しておく
  $ gconftool-2 -R / > gconf.txt
  
2.GNOMEメニュー等から目的の設定を開き、設定を変更する
  
3.再度gconfの設定を保存する
  $ gconftool-2 -R / > gconf2.txt
  
4.diffで比較をする
$ diff -u gconf.txt gconf2.txt
--- gconf.txt  2006-09-29 18:40:30.000000000 +0900
+++ gconf2.txt  2006-09-29 18:40:30.000000000 +0900
@@ -195,7 +195,7 @@
  /apps:
   /apps/gnome-session:
    /apps/gnome-session/options:
-    show_splash_screen = true
+    show_splash_screen = false
     splash_image = /usr/share/images/desktop-base/desktop-splash
     auto_save_session = false
     logout_prompt = true
  
上記の場合は、起動時にスプラッシュスクリーンを表示させない
ようにしてみた。上記の比較結果より、
/apps/gnome-session/options/show_splash_screenの値を
trueからfalseにすれば起動時にスプラッシュスクリーンは
表示されなくなる。
  
gconftool-2で設定するのであれば
$ gconftool-2 --type bool --set /apps/gnome-session/options/show_splash_screen false
で設定できる。
  
アプリケーションによっては、gconf以外に $HOME/.gnome2以下のフォルダ中に
設定ファイルを作成したり、独自の設定ファイルが使用されるものもあるので注意。

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