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ORCA愉快日記

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2006-04-28 N4L-VM DHにLinuxを各種入れてみる

_ [PC] N4L-VM DHにLinuxを各種入れてみる

とりあえず、深追いはしないまでも使えるかどうか試してみたときのメモ。まだまだ、いい加減なメモなので、いろいろやれば動くのもあるはず。お手軽にLinuxを動かしたい場合は、Fedora Core5かUbuntu Dapper(テスト版)がお薦めか。もしくは、Intel 82573Lのチップで動かすにはカーネルが最新のものでないとつらいので、古くて安定したNICを追加してインストールするとか。muto神のdebianインストーラ(kernel 2.6.15)にすると82573Lも動くし、楽だったので感謝したい。HCLのリストにN4L-VM DHも登録。

N4L-VM DHにLinuxを各種入れてみる
 
□ 構成
CPU :Intel Core Duo T2400
MB :Asus N4L-VM DH (945GTチップのロット)
メモリ :Century Micro 1GB x 2  (DDR2 PC5300 667MHz)
HDD :Seagate ST3250824AS (シリアルATA 250GB)
DVD :Buffalo DVM-RXG16FB/B (IDE接続)
  
ハードディスクはシングル構成。
RAID等では試していない。
BIOSでブート順をDVDドライブ→HDDの順に変更すること。
□ knoppix 3.3の起動
Xの起動は成功。Xfree86 4.3.0 vesaドライバ
netはe1000モジュールが組み込みに失敗して利用不可
HDDは/mnt/hdaとして見える
 
□ knoppix 3.9の起動
kernel 2.6.11
Xの起動は成功。vesaドライバ
netはe1000モジュールを組み込むが、ネットにつながらず
HDDは/mnt/sdaとして見える
□ Debian sargeのインストール
デフォルトのBIOS設定だとネットワーク/ディスクの認識で変更が必要
 
<以下のようにBIOS設定を変更した場合>
* IDE Configuration→ATA/IDE configurationをEnahncesに設定
* IDE Configuration→Configure SATA asをAHCIに設定
* Onboard Devices Configuration→Onboard 1394 ControllerをDisableに設定
 
上記のような設定をする理由は、ATA/IDE configurationが
compatibleのままだと、grubには/dev/sdaではなく/dev/hda
として書き込まれてしまうので面倒なため。
IEEE1394のほうは、インストール時にネットワークデバイスのeth1394
として認識されてしまうため、初期にe1000モジュールを組み込めない。
ネットワークの認識時にALt+F2などでコンソールに切替えて、
rmmod eth1394後に、modprobe e1000などとしないといけないので、
IEEE1394はインストール時にBIOSで無効にしておく。(e1000は対応カーネルである必要あり)
 
sargeデフォルトのkernel2.6.8のe1000モジュールでは、
Intel 82573Lチップが動かないようだ。
Intelのサイトからドライバを入手してUSBメモリなどでコピーし、
コンパイル&インストールする必要がある。
 
muto神特製のdebianインストーラ(kernel 2.6.15)を使えば
そのままインストール時にe1000モジュールが組み込めるので便利。
 
その後、XFree86 4.3.0等をインストールすればXも動作する。
サウンドも、discoverでちゃんとsnd_hda_intel等が読み込まれた
ようで、ミキサーを設定すればちゃんと音が聞こえた。
speedstep関連のカーネルモジュールやらパッケージやらを入れて
調整するといいでしょう。また、デュアルCPUとして動作させるなら
最新の2.6カーネル(smp)のコンパイルを自分で行った方がいいカモ。
それか、デフォルトのカーネルにe1000モジュールをコンパイルして
入れるか。
□ Ubuntu 5.10 Breezyのインストール
kernel 2.6.10-5
netはe1000モジュールが組み込めたが、ネットにつながらなかった
HDDは/dev/sdaとして見える。
 
□ Ubuntu 6.06 beta Dapper(テスト版)のインストール
kernel 2.6.15-19
e1000は自動認識されてインストールされる
X.org 7.0.0もちゃんと起動する
HDDは/dev/sdaとして見える
サウンドもsnd_hda_intel等が読み込まれて正常に動作する。
speedstep-centrinoやcpufreq-*等のモジュールも組み込まれる
 
CPUはシングルとしてしか見えなかったので、smp対応のカーネルを
入れてみた。
# apt-get install linux-686-smp
BIOSのSATAの設定をEnhanced+AHCIのモードにしないと
rootデバイスが読めずに失敗していた。これでデュアルCPUとして認識。
 
Gnomeで、パネルにCPUの周波数を表示させるアプレットを
追加するといい感じ。負荷があると0.96GHz→1.83GHzに表示が変わる。

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