とりあえず、深追いはしないまでも使えるかどうか試してみたときのメモ。まだまだ、いい加減なメモなので、いろいろやれば動くのもあるはず。お手軽にLinuxを動かしたい場合は、Fedora Core5かUbuntu Dapper(テスト版)がお薦めか。もしくは、Intel 82573Lのチップで動かすにはカーネルが最新のものでないとつらいので、古くて安定したNICを追加してインストールするとか。muto神のdebianインストーラ(kernel 2.6.15)にすると82573Lも動くし、楽だったので感謝したい。HCLのリストにN4L-VM DHも登録。
N4L-VM DHにLinuxを各種入れてみる □ 構成 CPU :Intel Core Duo T2400 MB :Asus N4L-VM DH (945GTチップのロット) メモリ :Century Micro 1GB x 2 (DDR2 PC5300 667MHz) HDD :Seagate ST3250824AS (シリアルATA 250GB) DVD :Buffalo DVM-RXG16FB/B (IDE接続) ハードディスクはシングル構成。 RAID等では試していない。 BIOSでブート順をDVDドライブ→HDDの順に変更すること。
□ knoppix 3.3の起動 Xの起動は成功。Xfree86 4.3.0 vesaドライバ netはe1000モジュールが組み込みに失敗して利用不可 HDDは/mnt/hdaとして見える □ knoppix 3.9の起動 kernel 2.6.11 Xの起動は成功。vesaドライバ netはe1000モジュールを組み込むが、ネットにつながらず HDDは/mnt/sdaとして見える
□ Debian sargeのインストール デフォルトのBIOS設定だとネットワーク/ディスクの認識で変更が必要 <以下のようにBIOS設定を変更した場合> * IDE Configuration→ATA/IDE configurationをEnahncesに設定 * IDE Configuration→Configure SATA asをAHCIに設定 * Onboard Devices Configuration→Onboard 1394 ControllerをDisableに設定 上記のような設定をする理由は、ATA/IDE configurationが compatibleのままだと、grubには/dev/sdaではなく/dev/hda として書き込まれてしまうので面倒なため。 IEEE1394のほうは、インストール時にネットワークデバイスのeth1394 として認識されてしまうため、初期にe1000モジュールを組み込めない。 ネットワークの認識時にALt+F2などでコンソールに切替えて、 rmmod eth1394後に、modprobe e1000などとしないといけないので、 IEEE1394はインストール時にBIOSで無効にしておく。(e1000は対応カーネルである必要あり) sargeデフォルトのkernel2.6.8のe1000モジュールでは、 Intel 82573Lチップが動かないようだ。 Intelのサイトからドライバを入手してUSBメモリなどでコピーし、 コンパイル&インストールする必要がある。 muto神特製のdebianインストーラ(kernel 2.6.15)を使えば そのままインストール時にe1000モジュールが組み込めるので便利。 その後、XFree86 4.3.0等をインストールすればXも動作する。 サウンドも、discoverでちゃんとsnd_hda_intel等が読み込まれた ようで、ミキサーを設定すればちゃんと音が聞こえた。 speedstep関連のカーネルモジュールやらパッケージやらを入れて 調整するといいでしょう。また、デュアルCPUとして動作させるなら 最新の2.6カーネル(smp)のコンパイルを自分で行った方がいいカモ。 それか、デフォルトのカーネルにe1000モジュールをコンパイルして 入れるか。
□ Ubuntu 5.10 Breezyのインストール kernel 2.6.10-5 netはe1000モジュールが組み込めたが、ネットにつながらなかった HDDは/dev/sdaとして見える。 □ Ubuntu 6.06 beta Dapper(テスト版)のインストール kernel 2.6.15-19 e1000は自動認識されてインストールされる X.org 7.0.0もちゃんと起動する HDDは/dev/sdaとして見える サウンドもsnd_hda_intel等が読み込まれて正常に動作する。 speedstep-centrinoやcpufreq-*等のモジュールも組み込まれる CPUはシングルとしてしか見えなかったので、smp対応のカーネルを 入れてみた。 # apt-get install linux-686-smp BIOSのSATAの設定をEnhanced+AHCIのモードにしないと rootデバイスが読めずに失敗していた。これでデュアルCPUとして認識。 Gnomeで、パネルにCPUの周波数を表示させるアプレットを 追加するといい感じ。負荷があると0.96GHz→1.83GHzに表示が変わる。