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ORCA愉快日記

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2008-10-08 INS1500の接続ケーブルではまったので調べた際のメモ

_ [PC] INS1500の接続ケーブルではまったので調べた際のメモ

INS1500(PRI)のケーブル仕様に複数の規格があるとは知らず、作業中にはまってしまい後で調査した際のメモ。INS1500回線の接続作業で、事前に用意されていたケーブルの仕様が異なっており、リンクアップしなかった。そのため、急遽現場で変換のためのケーブルをかしめる必要があった。ケーブル仕様が間違っている場合は、コネクタが刺さるかどうか(RJ-48とRJ-45の混同)とか、リンクアップするか(電気的結線の間違い)で気づくでしょう。

□ DSUの種類について
NTTのDSUには、旧型のISO標準IS8877とISO標準IS10173の2種類がある。
* 旧DSU  :IS8877  (RJ-45コネクタ)  3,4,5,6番ピンがデータ通信用
* 新DSU  :IS10173 (RJ-48コネクタ)  1,2,4,5番ピンがデータ通信用
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Cable/PRI-standard.html
  
  
□ ルータ側のコネクタ仕様について
作業したCiscoルータ側コネクタ仕様はRJ-48Cであった。
http://www.cisco.com/en/US/prod/collateral/modules/ps2797/product_data_sheet09186a0080189f95.html
  
RJ-48Cコネクタは、RJ-45コネクタと同義らしい。(プラグとジャックの違い?)
RJ-48Cだと、RJ-48のようなコネクタ横の突起はありません。
http://www.cisco.com/japanese/warp/public/3/jp/service/manual_j/lan/cat85/al3mig/appendixB/B_Pino_App.HTML#37360
http://www.arcelect.com/RJ48C_and_RJ48S_8_position_jack_.htm
  
つまり、今回の作業ではRJ-48ーRJ-48C(= RJ-48ーRJ-45)のケーブルが必要だった。
  
  
□ RJ-45(8P8C)とRJ-48の違い
通常RJ-45と呼ばれているものは、正確には8P8Cであって真のRJ-45コネクタでは
ないらしい。ここでは、通称のRJ-45(8P8C)についての話を進める。
RJ-45とRJ-48の違いは、誤挿入防止のためのコネクタ横の突起のあるなし。
http://ja.wikipedia.org/wiki/8P8C
http://www.wdic.org/w/WDIC/RJ-48  
  
コネクタ名 ISO規格 用途 コネクタ形状
RJ-45(8P8C)ISO IS8877 Ethernet一般に広く利用されている 横に突起なし
RJ-48ISO IS10173 T1回線/ISDN(INS1500などのサービス) 横に突起あり
□ NTT側のインタフェース結線仕様と必要なケーブル www.ntt-west.co.jp/denwa/common/pdf/isdn_gisanshi_2-5.pdf のページ表記159ページ目によると、TE-DSU間は1,2,4,5番ピンを使ったストレート接続。 # 他のNTTの1次群インターフェース仕様書には、古いIS8877の結線仕様も # 載っているのでまぎらわしい。 作業したCiscoルータの場合IS10173対応なので、必要なケーブルは 下記の型番A01585Sのストレートケーブル。 http://www.aisan.co.jp/products/INS1500_cable.html http://www.aisan.co.jp/photo/setcode-pin_assign.gif 現地にあったのは、A01585Cのようなクロスケーブル。 おそらく、YAMAHAなどのルータ(IS8877対応)との接続を想定したもの。 送信/受信がぶつかり合うため、通信が行えなかった。 □ 結論 INS1500とルータを接続するケーブルを発注する際は、下記の2点に注意する必要あり。 1.DSU側のコネクタを確認すること DSUが新しい場合はRJ-48(IS10173)、古い場合はRJ-45(IS8877) 2.ルータ側のコネクタ並びに結線仕様を確認すること。 IS8877かIS10173かの確認を行っておくことが必要。

_ [PC] 会津若松市OpenOffice.org導入に関する事例メモ

外字のフォントファイル名がEUDC.TTEだってことを初めて知った。認識させるためにはフォントの拡張子を.tteから.ttfに変更してコピーする必要があるらしい。職員からの個別の反応もオープンになっているので、読んでいると面白い。操作自体にはそれほど問題がなく、慣れの問題もあるとしても、MS Officeとの細かな差異や既存の文書の管理、関係先から送られるファイルのフォーマットとの互換性等が気になる様子。

文章のレイアウト自体に意味づけがされていると、電子化のメリットがなかなか生かせないし、そういう点で、日本の帳票文化は足かせになりやすいのかな。 「管理職も自分でパソコンを触るよう、研修を義務づけて」「ヘルプアシスタントとかの犬とかイルカに癒されていたけど、ないのがさみしい」などの意見とかもあって面白い。

ITPro - 外字やマクロなど,会津若松市がOpenOffice.org移行で発生した問題と対策を公開
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081008/316486/
ITmedia - 会津若松市のOpenOffice.org導入、職員の本音
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0808/26/news032.html
会津若松市 - オープンオフィス導入に関する情報公開
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/ja/shisei/torikumi/ooo/info_index.htm
会津若松市 - OpenOffice.org 職員からの反応
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/ja/shisei/torikumi/ooo/info_response.htm
会津若松市 - OpenOffice.org 外字が表示されない
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/ja/shisei/torikumi/ooo/prob_gaiji.htm
会津若松市 - OpenOffice.org OCRBフォントが使用できない
http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/ja/shisei/torikumi/ooo/prob_ocrb.htm

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