デュアルコアXeonでの問題を修正した、最新のBIOSが公開されています。私の購入したモノは、3/23納品のXeon 3040(B2ステッピング)マシンで、バージョン1.0.0020のBIOSでした。
マイクロコードの更新が行われているので、古いBIOSではB2ステッピング(CPUID :06F6)のものにしか対応していないようですが、L2ステッピング(CPUID :06F2)にも対応したようです。
BIOSバージョンが古いままの状態であれば、この問題によって、Windowsシステムのハングアップや、ブルースクリーン、Linuxでのカーネルパニックが起こるようですので、該当するヒトはアップデートをしておきましょう。
Debian sargeのlinux26でのインストール時に、kernel panicを起こしてインストールできなかったのは、どうやらBIOSが問題だったようで、BIOSアップデート前と後でインストールを再度試してみると見事にビンゴ!でした(X.X) BIOSアップデートをすると、問題なくインストールできました。(e1000ドライバが古いので、カーネルあげるか、Intelからドライバ取ってきてコンパイルしないと、ネットワークにつながらないけど。)
最新バージョンの1.0.0022へのBIOSアップデート後に、EISTを有効にしましたが、元からXeon 3040マシンなので、特に問題なく行えてます(他のCPUに載せ替えた例では、EISTが効かないという報告も)。とはいえ、Xeon 3040だと6-7倍クロックしか可変でないので、メリットはやや薄いですが(^^;
□ 110Gdシリーズ BIOSアップデート内容の詳細 NEC - Express5800/110Gd, 110Gd-S, 110Gc-C システムBIOSアップデートモジュール http://www.express.nec.co.jp/dload/y2k/bios/2219000105_2.html デュアルコアIntel(R) Xeon(R)プロセッサー 3000番台 / クアッドコアIntel(R)Xeon(R)プロセッサー 3200番台 /デュアルコアIntel(R)Xeon(R)プロセッサー 5100番台 / クアッドコアIntel(R)Xeon(R)プロセッサー 5300番台 の重要なマイクロコードの更新について http://www.express.nec.co.jp/dload/y2k/bios/intel_info.html □ BIOSダウンロードページ Express 5800 110Gd BIOSダウンロード (DOS版) http://www.express.nec.co.jp/dload/y2k/bios/2219000105/U43C0022.HTML Express 5800 110Gd BIOSダウンロード (Windows版) http://www.express.nec.co.jp/dload/y2k/bios/2219000105/W43C0022.HTML □ 参考 hp - 特定のインテルプロセッサを搭載するProLiantサーバのシステムROMをアップデートしてください http://h50222.www5.hp.com/support/403111-405/experts/73836.html --------------------------------------------------------------------------------------------- この不具合と実際に発生する症状との相関を特定することは極めて困難ですが、 具体的には以下の症状が発生する可能性があります。 * システムハングアップ(キーボードやマウスに反応しない) * Microsoft Windows環境でブルースクリーンが発生する * Linux環境でカーネル パニックが発生する * Novell NetWare環境でABENDが発生する ---------------------------------------------------------------------------------------------
110Gdの3年保証を受けるには、3年保証モデル(110Gd等)を購入後に、ユーザ登録をする必要があるので注意。もちろん、同梱の保証書も必要です。パーツ保証を含めたオンサイト保守で、基本的に月-金の9:00-18:00が対象。
無理な改造を行って破壊した場合は、保証が受けられない可能性が高いので、十分注意すること。規格に合わないビデオカードの増設や、CPUやファンの変更、無理な静音化を行っている場合は、故障しやすいので、特に自己責任で。
詳細は、システム構成ガイドのP.20を参照のこと。