2006年6月1日にリリースされたUbuntu 6.06 LTSのデスクトップ版が、2009年7月14日をもってサポート終了となりました。Ubuntu 6.06 LTS デスクトップ版は、Ubuntu初のLTS(長期サポート版)として提供されたリリースで、約3年の間セキュリティや致命的なバグに対するアップデートが行われてきました。なお、サポート終了となったのはサポート期限3年のデスクトップ版のみで、サポート期限5年のサーバ版のサポートは、この先2011年6月まで予定されています。
しかし、もう最初のLTSリリースから3年たったんですね。先細りになるディストリも多い中、Ubuntuは2005年以来distrowatchのページヒットランキングで1位を獲得し、すっかり人気が定着していますね。Ubuntu LTSのデスクトップ版のサポートを無事に終えたという1つの実績を積んだのは、大きな一歩だと思います。
ubuntu announce - Ubuntu 6.06 LTS Desktop Edition reaches end-of-life on July 14, 2009 https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-announce/2009-July/000123.html distrowatch - ページヒットランキング 2008 (ページ右下) http://distrowatch.com/index.php?dataspan=2008 Google トレンド - RedHat/Debian/Ubuntu/SuSE/BSD系を比較したもの http://www.google.com/trends?q=Fedora|RHEL|Red+Hat%2C+Debian%2C+Ubuntu%2C+SUSE|OpenSUSE.. from Google trends 2009/7/15 Ubuntuのトレンドグラフの山にあたる箇所は、半年ごとのリリース時に 一時的に検索数が増えているときのもの。相対的なグラフから人気が定着していることが伺えます。
プログラミングを学ぶことは難しいが、プログラミングができる人とできない人では2つの正規分布の山にはっきりと分かれてしまう。プログラミング教育を受講前の学生に対して、簡単なテストを行うことで見分けることができるという論文の話。
プログラミングができることと一貫したモデルを心に持てるかどうかの間には極めて高い相関があるらしいです。これがいわゆるプログラミングのセンスがある/ないという表現に通じるものだと思います。詳細は、下記のリンクの文章を参照してください。特に、日本語訳の文章には元の論文へのリンクがありませんので、元となった論文(PDF)も読むのがおすすめです。ちなみに、この論文タイトルの仮称は「The Camel has two humps」というタイトルで、日本語に直せば「ラクダには2つのコブがある」というユニークなものになっています。
プログラミング受講前の学生に対して行ったテストは以下のようなもの。 このテストにより、代入などの記号を正しく認知できるかという適正が分かる。 --------------------------------------------------------- 以下の設問を読んで、正しい答えのボックスにチェックを入れなさい。 int a = 10; int b = 20; a = b; aとbの新しい値はどれか: [ ] a = 30 b = 0 [ ] a = 30 b = 20 [ ] a = 20 b = 0 [ ] a = 20 b = 20 [ ] a = 10 b = 10 [ ] a = 10 b = 20 [ ] a = 20 b = 10 [ ] a = 0 b = 10 [ ] 正解がない場合、正しい答えを記入 a = ( ) b = ( ) --------------------------------------------------------- その後、教育課程が進む際に下記のような課題をいくつか出して テストを行い、初回のテストとの相関性を調べたそうです。 実験結果のグラフ等は、元の論文の方をチェックしてみてください。 --------------------------------------------------------- 重要なプログラミング問題として、以下の言語のうちどの言語が アルゴリズム改良の初期ステージの際に適切か、答えなさい。 (a) 高級プログラミング言語 (b) 英語 (c) バイトコード (d) プログラムが実行されるプロセッサのネイティブなマシンコード (e) 構造化された英語(pseudocode) --------------------------------------------------------- 翡翠はコンピュータに卵を生むか - プログラミングできる人とできない人との間の深い溝 http://d.hatena.ne.jp/masatoi/20090707/1246965336 CODING HORROR - Separating Programming Sheep from Non-Programming Goats http://www.codinghorror.com/blog/archives/000635.html The camel has two humps (working title) - (PDF:上記の文章の元となった論文) http://www.cs.mdx.ac.uk/research/PhDArea/saeed/paper1.pdf
最近WUXGA(1920x1200)の解像度の液晶を使っている関係で、今まで使ってきたレッツノートのXGA解像度の液晶が見にくくてしょうがないです。昔から10.4インチでXGAの液晶があるのに、なぜ12.1インチで同じドットピッチにして解像度1200x900のノートが出ないんだ?と思ってましたけどね。最近では、ネットブックですらLet's noteより解像度が高くて軽さも遜色ないモノが出てますから、差別化できるポイントがないと、レッツノートを買うメリットがどんどん減ってくるんじゃないかな。
さておき、今使っているレッツノートは解像度が狭い点(XGA)とVMを動かすにはスペック的にきつい(メモリ1GB)ので、新たにノートを購入することにしました。高解像度で軽いモバイルノートを調べてみたものの...なかなかないですね。最近はワイドタイプの液晶が人気ですが、縦の解像度が768とか800だとまだ不満だし。重いと持ち歩かなくなるし。
ということで、行き着く先はLenovoのx200sのみに絞られてしまいました。他のノートだと解像度が足りないか、持ち運ぶには大きすぎたり、価格で折り合わなかったり。せめて、ThinkPadで黒一色でなくて白とか他のカラー展開もあればいいんですけどね。ThinkPadが黒い理由の記事を読んでいると、理由も分からなくもないんですが、個人的にはデザインと色に関しては大いに不満ですね。機能性とスペックの高さについては満足ですけど。もし理想のノートパソコンが買えるなら、IBMの機能性 + Dellの価格 + Panasonicの堅牢さ + Sonyのデザイン性(Appleは犠牲にする点があるのでパス)なんてノートが欲しいです。
ということで、LenovoのX200s購入とその納期に振り回されるメモとか。
□ 購入したスペック (BTO) VMを動かすのでCPUはCore 2 Duo SL9400、メモリは4GB、もちろんWXGA+ LEDバックライト液晶。 HDDは320GB 7200rpm。Wifi Link 5300と指紋認証デバイスつき。 OSはDebianかUbuntuをメインにするので、Windowsはほとんど使わないし MSDNを利用してVista以外のOSをインストールするので、一番安いVista Home Basicを選択。 Vista Home Basicを選択してしまったので、Windows 7への優待アップグレードはできないですが。 注文した時点では、アップグレード可能なVista Businessなどの構成 (ウルトラベース付き)では、価格差が1万円以上あったので却下しました。 一番安いHDDを選んでおいて、自分でSSDに換装しようと思ってたのですが VMを動かすためHDDの容量が欲しかったのと、15万円以上購入で2万円引き 週末キャンペーンをやっていたので、320GB 7200rpmのHDDに積み増ししました。 これだけ選んで153,195円の20,000円引きで133,195円だったので 価格的には満足。購入するなら、週末に値引きクーポンがお得になる ので、週末がおすすめですよ。1万円以上値引き額が違うときもあるので タイミングを狙って買うのが良いと思います。 Lenovo - X200s スペック等詳細 http://shopap.lenovo.com/jp/notebooks/thinkpad/x-series/x200s Lenovo - X200s BIOS/ドライバダウンロード http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd03.nsf/jtechinfo/MIGR-70656 Lenovo - システム・パーツ取り外し / 取り付け手順一覧 - ThinkPad X200, X200s http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd03.nsf/jtechinfo/MIGR-71360 Lenovo - X200/X200s保守マニュアル (FRU/部品リスト等交換用パーツの入手の参考に) http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd11.nsf/jtechinfo/MIGR-70149 □ 発注と納期 Lenovoでは初めて購入ですが、Thinkpad系の製品の質は良いものの納期や Webシステムに問題あり、という意見をちらほら聞いたりするので ちと不安です。 納期などが待てない、という場合はネット注文のBTOではなく 店頭販売モデルを売っている店の在庫を確認して、購入するのが良いでしょう。 ただし、パーツの構成は決められており、BTOで週末クーポンを利用して 購入するより値段が高めな場合が多いので、それが許容できる人におすすめです。 7/6 注文確認メールがきてお金を振り込んだ後よく見てみたら 振込名義人の後に注文番号を入力してくださいなんてのに気づいた。 メールを確認すると、メールの最後にちょこっと書いてあって わかりにくかった。(HTMLメール無効にしているため見落としたっぽい) 7/7 注文番号なしでも問題なく入金の確認ができたらしく 注文ステータスが受注済→生産指示済に変更。 FAQによると、注文ステータスはこんな感じに遷移するらしい。 7/14 上記の画像の通り、納期が2-3週間と思っていたらさっそく 部材が揃わないとのことで、納期遅延の連絡が入りましたよ(苦笑 今のところ8/5の納品予定となってますので、納期1ヶ月状態です。 はぁ、噂通り納期に関しては全く信用ならないようです。 ま、納期1ヶ月くらいになって最悪キャンセルなんてことになるかも? と期待せずに買ったので、気長に待つことにします。 7/24 Lenovoサイトで、X200sの最低構成価格79,800円で売ってますね。 価格見て一瞬しまった!と思いましたが、CPUなどを変更した構成だと 前に注文したときの価格と全く変わらないことが分かってひと安心。 最低構成のCeleron M 723のCPU価格のみが大幅に値下げされて いる状態なので、CPUがCeleron Mでよければ"買い"だと思います また、現時点ではWXGA+の液晶パネルが品薄で納期未定になっているので WXGA+構成を考えている人は、納期については覚悟した方が良いかも。 7/28 出荷予告メールキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!! とりあえず、Lenovoからのメールの方では出荷済になっており 海外(中国)からの輸送なので10営業日かかるよ、って書いてあります。 Lenovoサイトのトップにあるマイアカウントのページで状態を 確認すると、生産予定日が7/24で生産指示待ちのままになっています。 まあ、「商品出荷のご案内」メールは国外の工場を出荷した時点で送信されます。 と注文ステータスページに書いてあるので、Lenovoサイトの更新が 遅いだけで出荷はされているんだと思いますが...。 (その後、同日中に出荷済みにステータス変更。あれ、7/24出荷?) また、出荷からお届けまで最大8営業日かかる となっています。 うーん、どっちが正しいんだろ。 配送手段がL2 GL Standardになっているので、航空便で送られ るんだとすれば、到着まで8日というのは妥当な範囲なのかな..? 納期が8/5になるというのもあながち間違いではなかったかと。 教訓 :国際航空便なので、出荷から到着だけでも1週間前後はかかる。 7/30 x200s到着キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!! 発注から24日目にして届きました。まあ待たされると言われていたから 意外に速く感じたのでしょうが、なにはともあれうれしいです。 箱ちっちゃっ!小型軽量ノートで日本のメーカのようにどっさりマニュアル が入っている..なんてこともないので、箱はすごくコンパクトです。 箱は二重になっていて、輸送用の外箱の中にLenovoの内箱があります。 外箱には発送用のラベルがついていて、日通→JALカーゴ→ペリカン便 という流れで送られてきたみたいです。 詳細は、箱に書いてあるラベルのAir Waybill番号で検索できます。 JAL Cargo - (Air Waybill番号を入力して荷物検索が可能) http://www.jal.co.jp/jalcargo/ Nippon Express - (輸送状況でHouse Air Waybillを選択して番号を入力して荷物検索が可能) http://www.nittsu.co.jp/global/index.html 今回の場合では 上海浦東新区(Shanghai Pudong)のLenovoの工場で生産(上海浦東空港に近い) 7/24 おそらく製造完了して出荷準備が整う (webでの出荷済ステータス) 7/25 206個/765Kgの荷物にまとめあげ 15:00集荷 7/26 12:18 JALカーゴに搬入、JL6682便で15:35上海出発→19:29成田到着 7/27 16:05 日通への荷物引き渡し 7/28 13:17 輸入通関許可が降りた (そこからおそらく日通綾瀬物流センターにいったん納入 輸送用にまとめた荷をほどいて個別にラベルを貼り付け) 7/29 各ユーザに向けてペリカン便として発送 7/30 各ユーザの元に到着 の流れのようです。 実際には出荷されてから6日たっており、出荷案内メールが出されるのも 成田空港に荷物が届いてからのタイミングだったんですね。 もしかしたら、web上の出荷日と出荷通知メールの出荷日の差は 1.通関に時間がかかるリスクを避けたかった 2.日本人向けに発送通知メールの2-3日後に届く形にしている のかもしれません。本当のところは分かりませんが。
Thinkpad Club http://www.thinkpad-club.net/ ThinkWiki http://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki
Lenovo製品を買った場合に、やる必要があるのはPCリサイクルマークの取得や領収書の発行。日本のメーカとかだったらこんな手間はかからないのに、なんでこんな2度手間なことを...しかも、たぶん別の部署なので、二回問い合わせなきゃならないのかも...orz
各社のPCリサイクルマーク発行状況 - (Lenovoとかはほとんどの製品が申請しないとマークがもらえない) http://www.pc3r.jp/home/pcrecycle_mark_products.html Lenovo - 家庭系PC回収リサイクル・サービス http://www-06.ibm.com/jp/pc/service/recycle/personal/ Lenovo - PCリサイクルマークシール申し込み https://service.omakase-domino.net/recycle/WebOrder2.nsf/recyclemark?OpenForm 領収書の発行は、支払いが済んだ後で別途申し込む必要あり。 Lenovo - FAQ 領収証を発行してほしい http://shopap.lenovo.com/SEUILibrary/controller/e/jpweb/LenovoPortal/ja_JP/special-offers.workflow:ShowPromo?LandingPage=/All/Japan/PUBLIC/Shopping_FAQ/faqs#receipt
Lenovoをはじめとする主なPCメーカでは、通常保証の期限は1年に設定されていますが、Lenovoのパソコンで2年〜5年に保証を延長するためのメモ。
基本的な注意点としては、現在使用している製品の保証期間が切れないうちに申し込むこと、延長保証の開始は申込んだ日ではなくLenovoの定める保証開始日(ほぼ製品出荷日)が基準となること、中古商品は対象外となることです。オンラインなどで延長保証を購入した後、送られてくるサービス登録票に記入して返送することで保証が延長されます。
Thinkpadの場合、通常の保証内容で期間だけ延長する 修理サービスと、火事・自然災害・紛失などに対応する 拡張修理サービス の区分があります。また、それぞれについてメーカに送り返して修理する 引取修理サービス(クーリエ) と、自宅・事務所に訪問して修理する 出張修理サービス(オンサイト) の区分があります。
通常の引取修理サービスを追加で申し込んだ場合、X200sの場合1年あたり11500-16800円程度かかりますが、修理が発生した場合には基本料金8400円+工賃部品代がかかることを考えると、決して高くはないと思います。例えば15インチ以下の液晶を交換する場合、パネル代だけで5万円程度かかりますし、使っていれば生じる小さな破損にも対応できる点を考えると妥当でしょう。
Lenovo - サービス・保証 個人・個人事業主・SOHOのお客様 http://www.lenovo.com/services_warranty/jp/ja/hho.html Lenovo - 保証期間・保証内容の調べ方 http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd09.nsf/jtechinfo/ESUP-WPSEARCH Lenovo - 保守サービスの種類 http://www-06.ibm.com/jp/pc/service/thinkplus/thinkplus_type_03.shtml Lenovo - 保守サービスの登録と注意事項 http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd01.nsf/jtechinfo/thinkplus_reg_02 Lenovo - オンラインショップ 延長保証サービスの購入 http://shopap.lenovo.com/jp/ja/accessories/services Lenovo - 修理サービスの流れ http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd01.nsf/jtechinfo/SITE-REPAIR Lenovo - 修理サービス料金の目安 http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd01.nsf/jtechinfo/SITE-REPAIR4
zshとかでなくても、Bashでコマンドラインヒストリを複数の端末で共有したりできるんですね。ということで、Bash環境でも便利なのでメモ。下記のサイトに、丁寧に解説が書いてありますので読むとなるほどと分かります。
$HOME/.bashrcに以下の行を追加し、端末を立ち上げ直して反映させる。 ------------------------------------- function share_history { history -a history -c history -r } PROMPT_COMMAND='share_history' shopt -u histappend export HISTSIZE=9999 ------------------------------------- iandeth. - bashにて複数端末間でコマンド履歴(history)を共有する方法 http://iandeth.dyndns.org/mt/ian/archives/000651.html
Blogとかに書かれているwiresharkの実行例を見ていると、「rootでログインして実行」「sudoでwiresharkを実行」とか書かれていることが多いのでメモ。調査した環境はUbuntu 8.04 LTS。
□ パケットキャプチャwiresharkをroot権限で実行すべきでない理由 wiresharkをインストールしてsudoなどでroot権限で実行すると、下記のように 「rootユーザまたはグループで実行するのは危険な状態になる可能性があります」 という内容のダイアログが出てきます。 読まずにOK押しちゃっている人も多いでしょうが..。 かといって、Linuxでは一般ユーザの権限でwiresharkを実行した場合 メニューからCapture → Interfacesを選択しても、下記のように ネットワークデバイスが見えず、パケットキャプチャできません。 (標準エラー出力には「dumpcap: There are no interfaces on which a capture can be done」と出力されます。) 下記のURLに書かれているように、このメッセージは "セキュリティ上 wireshark自体をroot権限で動作させるのは、攻撃を受けた際に危険に なる可能性がある" ため表示されています。 実際にwiresharkにはいくつかの脆弱性が見つかっており、そのたびに 修正が行われています。 The wireshark Wiki - Administrator/root account not required! http://wiki.wireshark.org/Security#head-ac69042aeeb98cdaed2ec2ff1bd2c983fa03cffd Wireshark - Security Advisories http://www.wireshark.org/security/ -------------------------------------------------------------- 【日本語訳】管理者/root権限は必要ありません! 多くのWiresharkユーザは、Wiresharkを動作させるのに管理者/root権限が 必要だと思っています。 rootアカウントを使用することは、攻撃を受けた際により危険になるので 良い考えではありません。攻撃が成功した場合は、すぐにシステム全体を コントロールされるようになり、完全に信頼できない状態になってしまいます。 そもそも、Wiresharkの多くの関数は(非常に限られた)ユーザアカウントで 利用できるようになっています。特に、プロトコル解析部分には 多くのセキュリティ関係のバグが見つかっており、rootアカウントは 必要ありません。 唯一キャプチャを行う(のとキャプチャインタフェース情報を収集する) のにrootアカウントが必要かもしれませんが、それでさえ常に"迂回して" 利用することができます。 やり方の詳細はCaptureSetup/CapturePrivilegesを参照してください。 -------------------------------------------------------------- □ wiresharkのよりセキュアな利用法 wiresharkをよりセキュアに利用する方法については以下に書いてあります。 The wireshark Wiki - Platform-Specific information about capture privileges http://wiki.wireshark.org/CaptureSetup/CapturePrivileges The wireshark Wiki - Development/Privilege Separation http://wiki.wireshark.org/Development/PrivilegeSeparation
wiresharkを起動した際に、日本語になっていないので翻訳しようと思ったのですが、翻訳されない理由を本家のWikiで見つけたのでそのメモ。
wiresharkのWikiには、Wiresharkが翻訳されない理由が書いてあります。 http://wiki.wireshark.org/Development/Translations かいつまんで、いい加減に翻訳してみると... ---------------------------------------------------------------- * wiresharkはオープンソースなんで、やりたきゃ翻訳しても構いません。 けど、下記の文章を読んでからにしてください。 * WiresharkそのものはGUI表示/解析結果出力/ドキュメント/Webなど 現在は英語のみであり、RFCなどのプロトコルは英語ベースの情報です。 * 翻訳して一番メリットがあるのは解析結果出力だけど、600個もあって それぞれ翻訳文字列が大量にあるんで、不可能かもしれません。 * 中途半端な翻訳になるのは見苦しくないかい? * ユーザガイドやGUIは翻訳できるけど、肝心なメッセージ出力が 翻訳されてないままの状態だったら役に立つの? * Wiresharkの開発コミュニティは小さいので、プログラムのメンテナンスや 質問に答えるだけで精一杯で、翻訳に回す余力はありません。 * 結果として、全ての解析結果出力を翻訳するのは事実上不可能ですね。 他の部分を翻訳してもあまり意味がないかもしれないし、Wiresharkの 翻訳をするより、もっとほかのことに時間を使った方が良くないかい? ---------------------------------------------------------------- とまあ、英語圏のヒトの放漫さがちらりと見え隠れするものの 人的リソースが不足しているのと、中途半端に翻訳されていても 意味ないでしょ、という点についてまあ理解はできます。 やりたきゃ、やりたいヒトがプロジェクトに参加して 力を発揮すればいいわけだし。 ネットワーク関連用語は英語そのままのものも多いので Wiresharkは本気で使って使いこなせるようになるのが良いでしょう。 プロトコルやパケット構造についてのネットワークの知識も必要ですが wiresharkについて書かれた日本語の専門書も、入門書を含めて 5-6冊は出ていますので、それを参考にすると良いと思います。 ...まあもし、Internet Protocol=インターネットプロトコルとか Hypertext Transfer Protocol=ハイパーテキスト転送プロトコルとかのように 日本語で翻訳されても、IPとHTTPのことだってすぐに分からないですよね..。4897976782 4897977967
最近はUSB経由で、携帯やらDSやら色々なモノが充電できたり、扇風機やらカイロとかあったりしますが、USB端子の供給できる電流などについてのメモ。
USB自体の詳細な仕様等は、下記のWikipediaのリンクを参照してください □ USBの給電仕様 電圧 :5V 最大電流 :ローパワーデバイスで100mA、ハイパワーデバイスで500mA * ローパワーデバイス :マウスやキーボード等の消費電力の小さなデバイス マウス/キーボードなど、主にモーター等を持たないデバイス。 消費電力 :数mA-100mA程度 * ハイパワーデバイス :ハードディスクや光学ドライブ等の消費電力の大きなデバイス ハードディスクや光学ドライブ等、モーターを持っていたり充電を行うデバイス 消費電力 :300mA-500mA程度 また、USBコネクタ自体には供給できる最大電流の制限があるので 多くの機器を接続する場合は注意が必要。また、必要な電流が 足りない場合は、バスパワーだけでなく外部から電力供給を受ける セルフパワー方式で利用する必要がある場合もある。 □ 最大消費電力の確認方法 * Windows コントロールパネル経由でデバイスマネージャを開き、USBコントローラ カテゴリに含まれるUSBルートハブや汎用USBハブを選択し、プロパティ を開いた上で、電力タブを参照します。 下記の例では、iPodのUSBドライバが500mAを要求していることが分かります。 * Linux Debian系の場合、usb-utilsパッケージに含まれるlsusbコマンド等を用いる。 root権限でlsusb -vを実行し、MaxPowerの項目を参照する。 ----------------------------------------------- # lsusb -v Bus 005 Device 003: ID 0557:2213 ATEN International Co., Ltd Device Descriptor: (略) idVendor 0x0557 ATEN International Co., Ltd idProduct 0x2213 bcdDevice 1.00 iManufacturer 1 ATEN iProduct 2 CS1784 iSerial 0 bNumConfigurations 1 Configuration Descriptor: bLength 9 bDescriptorType 2 wTotalLength 59 bNumInterfaces 2 bConfigurationValue 1 iConfiguration 0 bmAttributes 0xe0 Self Powered Remote Wakeup MaxPower 100mA (略) ----------------------------------------------- RATOC - REX-CBU2シリーズでバスパワードデバイスを使用される場合の注意点 http://www.ratocsystems.com/products/subpage/usb20/ac05.html ITmedia - WindowsでUSB機器の消費電力を確認する http://www.itmedia.co.jp/help/tips/windows/w0563.html Wikipedia - Universal Serial Bus http://ja.wikipedia.org/wiki/Universal_Serial_Bus
CDイメージのダウンロードとか、パッケージのアップデートを行う際にUbuntuのミラーサイトにアクセスしますが、JAISTが速いと思っていたら実際に割り当てられている帯域が太かったんですね。実際にisoイメージをダウンロードしてみたら、JAISTの最速10MB/sに対して、他のサイトでは1-2MB/s程度にとどまってました。
とはいえ、アクセスするネットワーク経路によって速度が違いますし、下記の数字はあくまで回線帯域なので、ミラーサーバにアクセスが集中するような状況では意味がありません。バランス良くアクセスが行われるのが一番良いのです。
下のアーカイブミラーの国ごとの差を見ていると面白いです。アメリカとか ドイツはミラー数が多いとか、ネパールとかアイスランドは回線が少なく細いとか インドには意外とミラーが少ないとか、その国のネット事情等もそれとなく分かります。 Launchpad - archivemirrors https://launchpad.net/ubuntu/+archivemirrors
今まで使っていたCanon LBP3410が使えなくなってしまったので、やむなく新しいレーザープリンタを購入することにしました。できれば同じLBP3410が使いたかったのだけど、ノートパソコンを買ったばかりだったのとプリンタの印刷頻度が少ないので、格安のレーザープリンタSP4000を買ったときのメモです。
追記: ネットワークボード/メモリを増設したので、そのメモと写真を追加しました。
□ 購入した機種と経緯 Ricoh SP4000は、2006年11月6日に発売されたRicohのA4モノクロレーザー機。 メーカ希望小売価格は税込み83790円ですが、2009/7/30現在ではすでに 生産中止になっているので、いくつかの店舗で10000円以下の格安で売られています。 今回は、送料を考えてトータルで一番良かったAmazonで9740円で購入しました。 もし壊れたとしても、10000円なら手厚い保証とかなくてもいいと思ったので。 このレーザープリンタは業務向けなので、家庭向けの低価格レーザープリンタとは 比べものにならないくらいしっかりしています。トナーを交換せずに 使い捨てるとしても、標準で3000枚まで印刷できるトナーが入っているので 1枚あたりの印刷コストが3.3円程度とお得です。 SP4000のサイズは388(W)×450(D)×345(H)mmと、それなりの 大きさはありますが、ミドルクラスのレーザープリンタとしては 標準的な大きさなので、狭い部屋とかでない限り持てあますことは ないかと思います。 □ SP4000とSP4010の比較 同じ型の上位機であるRicoh SP4010は、2011年8月現在は販売終了になっていますが 2010年の冬までは発売されていたロングセラー機です。 SP4000との主な違いは以下の通りです。 主に、CPU速度/標準メモリ量/拡張モジュールへの対応が異なるのみで 本体の大きさや重量/消費電力/対応用紙はほぼ同じ機種です。
機能の差 | SP4000 | SP4010 |
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印刷速度 | 20枚/分 | 25枚/分 |
CPU | TX4955-310MHz | TMPR4955CFG-400MHz |
標準メモリ量 | 32MB | 128MB |
PS3/PDFオプション対応 | × | △オプション |
ネットワーク対応 | △オプション | ○ |