最新のネットワークチップを積んだマシン等にLinuxをインストールしようとしても、
1.インストーラのカーネルが対応していないのでNICが認識しない → 2.インターネットからパッケージ等を取ってこれない → 3.最新のドライバをコンパイルしてインストールしようとしても、カーネルソース/ビルドツールをまとめて外部媒体から持ってくる必要がある
なんて堂々巡りに近い面倒くさいことになったりします。あえて古めのLinuxを利用する必要がある場合や、最新のハードウェアを利用しているので最新のカーネル/ドライバが必要な場合に遭遇することが多いですね。
このような場合には、古いカーネルでも認識するUSB-LANアダプタを利用してインストールすると楽に作業を行えます。
1.USB-LANアダプタを挿した状態でインストールを開始 → 2.NICの認識/インストールがうまくいったら最新のドライバなりカーネル/ビルドツールを取得して追加でインストール → 3.USB-LANアダプタを抜いて再起動、正常に動作するか確認
のような感じです。
私が利用しているものはBuffaloのLUA3-U2-ATXで、10/100Mbps対応のUSB-LANアダプタです。Debian Etch(カーネル2.6.18)でも動作していますので、最近のディストリビューションではほぼ確実に動作すると思います。実売で2000円弱ですので、インストール用やトラブルシューティング用に1本持っておくと重宝するでしょう。LUA3-U2-ATXはASIX AX88772チップを搭載しており、Linuxではasixモジュールが対応します。
ちなみに、LUA3-U2-ATXはUbuntu 9.04を採用しているSHARPのNetWalkerでも挿すだけで使えます。
追記:Ubuntu Serverのインストーラでは動かないという話が出ていたので内容を補足。
Buffalo - LUA3-U2-ATX http://buffalo.jp/products/catalog/network/lua3-u2-atx/ ASIX - AX88772 http://www.asix.com.tw/products.php?op=pItemdetail&PItemID=86;71;101 ASIX - AX88772 ドライバダウンロード http://www.asix.com.tw/download.php?sub=driverdetail&PItemID=86 □ LUA3-U2-ATXの概要 ASIX社のAX88772チップ搭載 10/100Mbps対応 □ Ubuntu 8.04にLUA3-U2-ATXを挿してみたときのdmesg ------------------------------------------------- [416736.370813] usb 5-7: new high speed USB device using ehci_hcd and address 5 [416736.535486] usb 5-7: configuration #1 chosen from 1 choice [416737.552991] eth1: register 'asix' at usb-0000:00:1d.7-7, ASIX AX88772 USB 2.0 Ethernet, 00:1d:73:12:34:56 [416737.553014] usbcore: registered new interface driver asix ------------------------------------------------- MACアドレスのOUIが00:1D:73なので、Buffalo Inc.ですね。 □ モジュールの読み込み状況 ------------------------------------------------- $ lsmod | grep asix asix 14716 0 usbnet 17188 1 asix mii 5212 2 asix,usbnet ------------------------------------------------- asixモジュールが読み込まれて、正常に動作しています。 □ lsusbの結果 ------------------------------------------------------------ $ lsusb Bus 001 Device 003: ID 0b95:7720 ASIX Electronics Corp. AX88772 (略) ------------------------------------------------------------ BuffaloのLUA3-U2-ATXは、USBデバイスのベンダIDがASIX社の表記のまま だったので、ソース(asix.c)のベンダID/プロダクトIDがそのまま 使えて、古めのカーネルでもデフォルトで動作する。 他社のAX88772チップ採用の製品だと、ベンダID/プロダクトIDが登録されて ないので、新しめのカーネルでないと対応してなかったりする。 (ID追加してコンパイルすりゃいいけど、鶏が先か卵が先かの話に..orz) □ 対応カーネル 真面目に調べてないけど、changelogとかをざっと見た限りでは2.6.14カーネルのに AX88772の記述があったので、それ以前のでも動くのかも。 最近だと、2.6.18より古いカーネルを使っているケースはかなり少ないので事実上問題ないはず。 もし古ければ、上記のASIX社のサイトからドライバダウンロードしてコンパイル&インストールする。 2.4系カーネルではUSB2.0に対応してないので、一応サポートしてない。B002IT5ZPG
□ 番外 :インストール時にLUA3-U2-ATXが利用できないディストリビューション Linuxディストリビューションによっては、インストーラにasixモジュール 等が含まれていないので、インストール時にLUA3-U2-ATXが認識しない ことがあります。(例:Ubuntu 8.04 Server版) その場合は、ネットワークデバイスのエラーをそのままにして 基本的なソフトウェアのみインストールを進め、再起動すれば良いでしょう。 再起動の時点で、カーネルモジュールが対応していれば LUA3-U2-ATXが認識されてネットワークに繋がるようになるかと思います。 その後、各自で必要なパッケージ等をインストールしてください。 * Ubuntu Desktop 8.0.4.3のインストーラの場合 $ ls -1 /lib/modules/2.6.24-24-generic/kernel/drivers/net/usb/ asix.ko catc.ko cdc_ether.ko cdc_subset.ko dm9601.ko gl620a.ko kaweth.ko mcs7830.ko net1080.ko pegasus.ko plusb.ko rndis_host.ko rtl8150.ko usbnet.ko * Ubuntu Server 8.0.4.3のインストーラの場合 $ ls -1 /lib/modules/2.6.24-24-generic/kernel/drivers/net/usb/ catc.ko kaweth.ko pegasus.ko rtl8150.ko usbnet.ko
Linuxで動くかどうか試すためにBuffaloのLUA3-U2-AGTを買って試した際のメモ。前回の日記とネタがかぶりまくりですw 最近物欲がないというか、欲しいものが業務系のわりと高価なものに偏っているので、おいそれと買い物するわけにいかないんですよね。ということで、物欲を満たすべくヨドバシでうろうろして見つけたのがこのネタ。最近のカーネル搭載したLinuxだと普通に動くし、ギガビット対応なので有線LANのないネットブックとかにいいかも。
Buffalo - LUA3-U2-AGT http://buffalo.jp/products/catalog/network/lua3-u2-agt/ ASIX - AX88178 http://www.asix.com.tw/products.php?op=pItemdetail&PItemID=84;71;100&PLine=71 ASIX - AX88178 ドライバダウンロード http://www.asix.com.tw/download.php?sub=driverdetail&PItemID=84 □ LUA3-U2-AGTの概要 ASIX社のAX88178チップ搭載 10/100/1000Mbps対応 (ギガビット対応) □ Ubuntu 9.10にLUA3-U2-AGTを接続してみた 問題なくギガビットで接続できた。 asixモジュールが自動的に読み込まれる。 □ LUA3-U2-AGTを接続した際のdmesg出力 LUA3-U2-AGTはasixモジュールが対応しています。 ------------------------------------------------------------ usb 1-1: new high speed USB device using ehci_hcd and address 3 usb 1-1: configuration #1 chosen from 1 choice eth1: register 'asix' at usb-0000:00:1a.7-1, ASIX AX88178 USB 2.0 Ethernet, 00:1d:73:12:34:56 usbcore: registered new interface driver asix udev: renamed network interface eth1 to eth2 ------------------------------------------------------------ □ LUA3-U2-AGTのlsusb出力 ------------------------------------------------------------ $ lsusb Bus 001 Device 003: ID 0411:006e MelCo., Inc. (略) ------------------------------------------------------------ ベンダID:04111でプロダクトID:006eで、Melco名義になってますね。 □ 対応カーネル LUA3-U2-AGTは、おそらくカーネル2.6.26以降で動作。 Ubuntuなら8.10以降、DebianならLenny以降で対応。 USBのベンダID/プロダクトIDが、asixモジュールに含まれている必要が ありますが、上記のID:04111:006e はBuffaloのLUA-U2-GTと同一なので カーネル2.6.26で対応しているようです。 ------------------------------------------------------------ ./ChangeLog-2.6.26: The USB net adapter Buffalo LUA-U2-GT (0411:006e) carries a AX88178 chip. ------------------------------------------------------------ ただし、他社のAX88178チップ搭載品だとベンダID/プロダクトIDが 対応してないので最新カーネルでも動かない、なんてことがあるかも。 asix.cにデバイスIDのエントリを追加してコンパイルすれば動かせるでしょうが。 (AX88178チップ自体はカーネル2.6.19以降で対応している) □ 消費電流 LUA3-U2-AGTは、Buffaloの製品仕様を見ると最大380mAとなっており lsusb -vでのMaxPowerの値も450mAとなっているので、見かけの割に けっこう電気を食います。 USBハブ経由で他の機器と一緒に繋いでいたり、ノートパソコン等で USBポートの電力が不足している場合は、動作が不安定になるかもしれません。B002QXMPIO
RubyからPostgreSQLデータベースにアクセスするには、Ruby/DBIを利用する方法やActiveRecordといった方法もあるが、ruby-postgresやruby-pgを利用して直接操作する際のメモ。基本的にDebianパッケージベースでインストールしたときで、gemを使わない場合の話。
ruby-postgresは最近メンテナンスされていなかったので、ruby-pgに置き換わったらしい。しかしながら、ruby-pgでも日本語ドキュメントやサンプルがびみょーに古いままだったりするので、libpgsql-ruby1.8パッケージをインストールして、/usr/share/doc/libpgsql-ruby1.8/README.ja.gzを見ると逆にはまるかも。
□ libpgsql-ruby1.8パッケージのインストール # aptitude install libpgsql-ruby1.8 □ libpgsql-ruby1.8のバージョン番号(2010/2時点)
Debian Etch | 0.7.1-10 |
Debian Lenny | 0.7.9.2008.03.18-2 |
Ubuntu 8.04 | 0.7.1-10build1 |
Ubuntu 8.10 | 0.7.9.2008.03.18-1 |
Ubuntu 9.04 | 0.7.9.2008.03.18-2 |
Ubuntu 9.10 | 0.8.0-1 |
postgres | pg | |
Debian Etch | ○ | × |
Debian Lenny | × | ○ |
Ubuntu 8.04 | ○ | × |
Ubuntu 8.10 | × | ○ |
Ubuntu 9.04 | × | ○ |
Ubuntu 9.10 | × | ○ |
引数5個 | 引数7個 | ハッシュ | |
Debian Etch | ○ | ○ | × |
Debian Lenny | × | ○ | ○ |
Ubuntu 8.04 | ○ | ○ | × |
Ubuntu 8.10 | × | ○ | ○ |
Ubuntu 9.04 | × | ○ | ○ |
Ubuntu 9.10 | × | ○ | ○ |
resultメソッド | 戻り値 | |
Debian Etch | ○ | 配列 |
Debian Lenny | × | ハッシュ |
Ubuntu 8.04 | ○ | 配列 |
Ubuntu 8.10 | × | ハッシュ |
Ubuntu 9.04 | × | ハッシュ |
Ubuntu 9.10 | × | ハッシュ |
日経TrendyNetに掲載された、秋冬に美味しい食材の選び方記事。いわゆる、レタスは軽い方が美味しい、大根は根の出る穴がある方が美味しい、といった食材の選び方のコツですね。見ておくと参考になる点があると思うので、時季外れになりかけだけどメモ。
買っていい食材 いけない食材 魚編 (秋冬) http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcs/20100104/1030687/ 買っていい食材 いけない食材 野菜編 (秋冬) http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcs/20100112/1030741/