Ubuntu 8.04デスクトップ版のサポート終了がアナウンスされたのでメモ。
3年ほど前にリリースされたUbuntu 8.04デスクトップ版のサポートは 2011年5月12日で終了することがubuntu-annouce MLで告知されました。 ubuntu-announce ML - Ubuntu 8.04 reaches end-of-life on May 12 2011 https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-announce/2011-April/000144.html Ubuntuの普及が進んだ時期にリリースされ、LTS(長期サポート版)として 長らくお世話になった人も多いバージョンではないでしょうか。 なお、Ubuntu 8.04サーバ版のサポートは2013年4月まであります。 Ubuntu LTSリリースのサポートは、デスクトップ版が3年/サーバ版が5年と なっていますが、サーバ版カーネルにデスクトップ環境(GNOMEなど)を 入れた環境は、3年でサポートが切れることに注意してください。 (デスクトップ環境やGUIアプリケーションは最大でも3年のサポートのため) Ubuntuでのパッケージごとのサポート期間の詳細については、下記の記事も 参照にしてください。(Ubuntu 10.04 LTSの例ですが) http://hitaki.net/diary/20110125.html#p01 #Ubuntu サーバ版にデスクトップ環境を載せている某プロジェクトでは #セキュリティアップデートの提供が必要になりますね(ぉ □ 参考URL Ubuntu Wiki - Releases https://wiki.ubuntu.com/Releases
すでにUbuntu 9.10は古くなってしまったので、使っている人はかなり少ないでしょうが、Ubuntu 9.10も2011年4月30日にサポート終了(EOL)になります。
ubuntu-announce ML - Ubuntu 9.10 reaches end-of-life on April 30 2011 https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-announce/2011-March/000142.html
DebianもUbuntuも、それぞれサポートが切れたバージョンのパッケージはアーカイブサイトに保管されるのでそのメモ。
□ DebianとUbuntuでのサポート概要 Debianではデスクトップ版、サーバ版のようなサポート期間の区分はなく 次の安定版リリースが出てから1年後までセキュリティアップデートが 提供されます。しかしながら、リリース予定が流動的なため 長期的な運用計画は立てにくいかもしれません。 Ubuntuではリリース期間やサポート期間は明確に決まっている反面 パッケージごとにサポート期間が異なるため(5年/3年/18ヶ月など) 利用するパッケージを元に運用計画を立てておく必要があります。 □ パッケージのアーカイブサイトへの移動 DebianもUbuntuも、セキュリティサポートが切れたパッケージ等は アーカイブサイトに移動されます。パッケージ等の入手は下にある アーカイブサイトのリンクを参照してください。 #Debianについては、実績として1年後のセキュリティサポートが #切れてから、およそ半年後にアーカイブサイトに移動させているようです。 #Ubuntuも同様に、セキュリティサポートが切れてから少し後に移動させているようです。 □ 過去のバージョンの入手とインストール 過去のバージョンのインストールやパッケージの取得を行う場合は 下記を参考にどうぞ。ただし、セキュリティアップデートを含めまったくサポートがないので 検証目的など以外での実運用は一切おすすめしません。 * Debian パッケージアーカイブ http://archive.debian.org/ http://archive.debian.org/debian/dists/ * Ubuntu パッケージアーカイブ http://old-releases.ubuntu.com/ http://old-releases.ubuntu.com/ubuntu/dists/
jma-receipt 4.5.0のソースコード中からログ出力に関係しそうなものを拾ったもの。最近さっぱりORCAはやってませんが、以前調べてメモしておいたものを書き起こしたものです。すべてのログファイルを拾えているか分かりませんが、ほとんどカバーしているかと思います。もし、間違いを見つけたら教えてください。
□ ORCAでのログファイル一覧(jma-receipt 4.5対象) ${VERSION}は、jma-receiptのバージョンを示す。 ${HOSPNUM}は、通常は「01」となる。
ORCAで出力されるログ | |
---|---|
/var/log/jma-receipt/orca-db-install-${VERSION}.log | ORCA DBインストールログ |
/var/log/jma-receipt/orca-db-install-thistime.log | ORCA DBインストールログ (今回実行分のみ) |
/var/log/jma-receipt/program_upgrade_check.log | プログラム更新チェックログ |
/var/log/jma-receipt/program_upgrade_online.log | プログラム更新ログ |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}master-upgrade.log.gz.0 | マスタ更新ログ |
/var/lib/jma-receipt/dbredirector/orca.log | dbredirectorログ |
/tmp以下のログ | |
/tmp/L0020.log | CLAIM関連の一時ファイル |
/tmp/L0030.log | CLAIM2関連の一時ファイル |
/tmp/claim_rcv.log | CLAIM受信ログ |
/tmp/claim_snd.log | CLAIM送信ログ |
/tmp/online-print.log | オンライン帳票印刷処理 |
/tmp/onreprint.log | オンライン帳票再印刷用DB格納処理 |
/tmp/ORCBQ02.log | 明細書連携データ作成 |
/var/log/jma-receipt以下のログ (医療分) | |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}datacollect1.log | 定点調査研究事業 収集データ作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}das-check.log | 定点調査研究事業 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}das-profile.log | 定点調査研究事業 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}datainfection.log | 定点調査研究事業 データアップロード (過去) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}datainfection1.log | 定点調査研究事業 データアップロード (今回) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}infectiondata.log | 感染症データ作成 (過去) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}infectiondata1.log | 感染症データ作成 (今回) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcputcsv.log | 統計CSV出力 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}toukei1.log | 月次統計データ作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}toukei2.log | 日次統計データ作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}receden_sokatu2.log | レセ電総括表(国保)作成 (国保) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}receden_sokatu3.log | レセ電総括表(国保)作成 (広域連合) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}receipt_export.log | オンライン請求結果データ取込 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept1a.log | 医療請求書用ファイル作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept1b.log | 医療請求書用ファイル作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept2.log | 医療請求書出力処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept4.log | レセ電ファイル作成処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept4_fd.log | レセ電ファイル作成処理 (複数枚作成時のみ) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept4_kobetu.log | レセ電ファイル作成処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept5.log | 未請求一覧作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept6a.log | 労災請求書用ファイル作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept6b.log | 労災請求書用ファイル作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept7.log | 労災・自賠責医療請求書出力処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept8a.log | 自賠責請求書用ファイル作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept8b.log | 自賠責請求書用ファイル作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept9a.log | 医療請求書用ファイル(入院)作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept9b.log | 医療請求書用ファイル(入院)作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept10a.log | 労災(入院)請求書用ファイル作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept10b.log | 労災(入院)請求書用ファイル作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept11a.log | 自賠責(入院)請求書用ファイル作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept11b.log | 自賠責(入院)請求書用ファイル作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept12a.log | 自賠責請求書用ファイル作成 (従来様式用) (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept12b.log | 自賠責請求書用ファイル作成 (従来様式用) (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept13a.log | 自賠責(入院)請求書用ファイル作成 (従来様式用) (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept13b.log | 自賠責(入院)請求書用ファイル作成 (従来様式用) (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept14a.log | 公害レセプト作成 (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept14b.log | 公害レセプト作成 (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept15a.log | 公害レセプト作成 (入院) (一括作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept15b.log | 公害レセプト作成 (入院) (個別作成) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept16.log | 公害診療報酬請求書作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept31.log | 総括表用ファイル作成 (社保) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept32.log | 総括表用ファイル作成 (国保) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept33.log | 総括表用ファイル作成 (広域連合) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept60.log | csv_infoからのファイル作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recemain.log | リアルタイムプレビュー処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}prtdbdel.log | 月次帳票 帳票DBの削除? |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}recept50.log | 主科情報一括取得処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}sokatsu1.log | 決定通知書作成 (社保) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}sokatsu2.log | 決定通知書作成 (国保) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}ORCBQ01.log | 患者一覧出力 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcbi201.log | 入院患者検索結果一覧出力 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb051.log | 日次統計出力処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb052.log | 月次統計出力処理 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb103_1.log | チェックマスタ一覧作成 (一覧表印刷) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb103_2.log | チェックマスタ一覧作成 (チェックマスタ登録漏れ確認リスト) |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb023.log | 支払証明発行 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb033.log | 定期請求データ作成 |
/var/log/jma-receipt/${HOSPNUM}orcb041.log | データチェック処理 |
このブログもWordPressとか見栄えのいいものにしたいなという気もありますが、リファラのリンクが生成される点や構造がシンプルな点でtdiaryを今でも使用しています。で、最近放置していたtdiaryを2.2.2から3.0.1にアップデートしたときに、iPod Touchで見るとページが左に寄ってしまう現象が起こったのでそのメモ。
□ tdiary 3.0.1の表示がiPod Touch 4thでずれる tdiary 3.0.1のページをiPod Touch 4thで表示すると、下記のようにページが左にずれて表示されます。 通常のパソコン上のブラウザで見る分には問題なく表示されます。 tdiary 3.0.0からiPhone/iPod Touchなどのスマートフォン向けのページ表示機能が 追加されているので、そこが原因のようです。 どうも、iPhone向けに320x240などの解像度で文字を大きくして見やすく表示されるはずが 幅の広いテーブルを作成しているためか最大限テーブルを表示しようとして アンバランスなことになっているようです。 これを直すには、iPhone向けの設定を無効にすればいいわけで、HTML中に <meta name = "viewport" content = "width = device-width"> のようなタグを表示させなければ、下記のようにページ全体が表示されます。 tdiaryのフォルダ中の./plugin/00default.rb を開いて、379行目あたりの iphone_tagメソッドの中身を変更する。 ---------------------------------------------------- def iphone_tag if @conf.iphone? then <<-CSS <meta name = "viewport" content = "width = device-width"> ---------------------------------------------------- ↓ ---------------------------------------------------- def iphone_tag if false then <<-CSS <meta name = "viewport" content = "width = device-width"> ---------------------------------------------------- もっと良い方法があるかと思いますが、時間がなかったので下記の画像のように とりあえず対処することはできました。
単なるsudoのNOPASSWD設定でハマってしまった件のメモ。原因は単純なことなのにどうして気づかなかったのさ..。
sudoの設定を行うには $ sudo visudo のようにコマンドを利用して、/etc/sudoersファイルを編集しますが Ubuntuではデフォルトのユーザでsudoを扱えるよう、インストール時に設定されています。 □ 今回ハマった件 下記は、/etc/sudoersファイルのサンプルです。 コメント部分をあえて日本語に訳しておきます。 ----------------------------------------------------------- # /etc/sudoers # # このファイルはroot権限で 'visudo' コマンドで編集する必要があります。 # # sudoersファイルの書き方の詳細についてはmanを参照してください。 # Defaults env_reset # Host alias specification # User alias specification # Cmnd alias specification # ユーザ特権の指定 root ALL=(ALL) ALL user ALL=NOPASSWD:/usr/local/bin/test.sh .....(1) # sudoグループに属しているすべてのメンバーが、各自のパスワードを入力すれば # 任意のコマンドを実行できるようにします。 # (後のエントリでこの設定を上書きされるので、これより下に # 設定を移動させる必要があるかもしれません。) %sudo ALL=(ALL) ALL # #includedir /etc/sudoers.d # adminグループのメンバーがroot権限を取得できるようになります %admin ALL=(ALL) ALL .....(2) # 自分の設定 user ALL=NOPASSWD:/usr/local/bin/test.sh .....(3) ----------------------------------------------------------- 最初(1)の場所に、userユーザがパスワードなしでスクリプトを実行できるよう NOPASSWD設定を追加したのですが、これが有効にならずはまってしまいました。 user ALL=NOPASSWD:/usr/local/bin/test.sh 【参考】 sudoersのNOPASSWD設定の確認 NOPASSWDがきちんと設定されているか確認を行うには、sudo -kなどで パスワードキャッシュのタイムアウトを無効にして、コマンドを実行するのが便利です。 例) sudo -k /usr/loca/bin/test.sh man sudoより引用 --------------------------------------------------------- -k -k (kill) オプションが指定されると、 sudo は有効期間を紀元年 (epoch) に設定することで ユーザのタイムスタンプを無効にする。 次回 sudo を実行するときは、パスワードが必要とされる。 このオプションにはパスワードが必要ない。 ユーザが .logout ファイルで sudo 権限を 取り消す ことができるように追加された。 --------------------------------------------------------- □ 解決編 /etc/sudoersファイルの一番下、(3)の場所にNOPASSWD設定を移動させると ちゃんとパスワードなしで実行されました。 これは、(2)の場所にadminグループ向け(つまりインストール時に作るデフォルトユーザが含まれるグループ)の エントリがあるため、(1)の設定が上書きされてNOPASSWD設定が無効になっていた というオチでした。 sudoersのエントリは一番下に書くというのを守らなかった上に、設定全体の意味を 理解していなかったという点で反省。 下記の参考URLでも、似たような注意点が書かれています。 □ 参考URL Ubuntu Wiki - Sudo https://help.ubuntu.com/community/RootSudo Ubuntu Wiki - Sudoers https://help.ubuntu.com/community/Sudoers