Ubuntu 8.04でwiresharkを利用する際に、パケットがチェックサムエラーとして赤く表示されてしまうのを止めるメモ。
最近のOSではnetwork offloadingが有効になっており、ネットワークの処理を CPUではなくNICで実行してCPU負荷をおさえるようになっています。 そのうち、checksum offloadingではIP/TCP/UDPなどのパケットの チェックサムはNICで計算されます。 wiresharkはNICに送信される前のパケットをキャプチャするため 下記のように、赤バックでチェックサムエラーとして表示されます。 これを防ぐには、wiresharkのメニューでEdit → Preferencesで Protocolの項目を開いてTCPを選択し、Validate the TCP checksum if possible の項目のチェックを外してOKを押して保存します。 UDPにも同様にして設定を行います。 なお、Wireshark 1.2以降では、IP/TCP/UDPのチェックサムの検証は デフォルトでOFFになっているので、上記の設定を行う必要はありません。 または、あまりお薦めできませんが NICでのcheksum offloadingをOFFにすることでも エラーが発生しないようにすることができます。 Linuxでchecksumのチェックが行われているか確認するには ethtoolパッケージをインストールし、下記のコマンドで確認できます。 ---------------------------------------------- $ sudo ethtool --show-offload eth0 Offload parameters for eth0: rx-checksumming: on tx-checksumming: on scatter-gather: on tcp segmentation offload: on udp fragmentation offload: off generic segmentation offload: off ---------------------------------------------- NICでのchecksumの計算を行わないよう設定する ---------------------------------------------- $ sudo ethtool --offload eth0 rx off tx off ---------------------------------------------- Wireshark Wiki - TCP Checksum Verification http://wiki.wireshark.org/TCP_Checksum_Verification Wireshark Wiki - Offloading http://wiki.wireshark.org/CaptureSetup/Offloading Wireshark - 7.8. Checksums http://www.wireshark.org/docs/wsug_html_chunked/ChAdvChecksums.html
先日出ていた、箕面市での教員向けのEdubuntuをシンクライアント方式で採用する、という案件のメモ。"サポーター企業"を募集、という形式でたいして費用は出なさそうが、案件実績としてやってみたいところを募集している。基本的には箕面市側で作業を行うので、技術的に高度な問題点のアドバイザーとして動くことになるらしい。ベンダに頼りきりで多額のコストをかけることなく構築することもできる、という事例として成功してもらいたいと思います。
ITPro - 箕面市が中古パソコン500台をLinuxで再生利用へ,サポーター企業を募集 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091014/338845/ 箕面市- 脱MS!無償「 Linux 」シンクライアントにより中古パソコン500台を再生利用 http://www2.city.minoh.osaka.jp/JYOUHOU/HOUDOU/20091014linux_supporter.html 箕面市 - 別紙資料 (PDF) http://www2.city.minoh.osaka.jp/JYOUHOU/HOUDOU/linux_supporter_j.pdf