ORCA環境でPrintScreenキーを押すだけで画面のスクリーンショットを印刷するためのスクリプトを公開しました。標準のGNOME環境では、PrintScreenキーを押すことでgnome-screenshotが起動しますが、印刷しようと思うとさらに手間がかかりますので。 スクリプトを利用するには、imagemagickパッケージのインストールが必要です。また印刷を行うには、CUPS(cupsys-client)がインストールされており、プリンタ設定ならびにデフォルトのプリンタ指定がしてある必要があります。
追記 :2011/8/12 Ubuntu Lucid環境に合わせてスクリプトを改修し、ORCA画面キャプチャスクリプト0.2.0をリリースしました。Ubuntu Hardy環境では確認はしていませんが動作するとは思います。 Debian Etch環境で利用する場合は、従来のORCA画面キャプチャスクリプト0.1.8をお使いください。
*** ORCA画面キャプチャスクリプト *** □ ダウンロード * Ubuntu Lucid環境など向け http://hitaki.net/orca/orca_capture_0.2.0.tar.gz * Debian Etch環境向け http://hitaki.net/orca/orca_capture_0.1.8.tar.gz □ 動作環境 Debian Etch/SargeのGNOME/KDEな環境で検証をしていますが importコマンドやlpコマンドの利用できる他の環境でも 利用できるかと思います。 □ インストール方法 インストールに関する詳細は、同梱のorca_capture.txtを参照してください。 1.imagemagickとzenityパッケージのインストール # aptitude update # aptitude install imagemagick zenity 2.上記のスクリプトをダウンロードして展開する $ tar xvzf orca_capture.tar.gz $ cd orca_capture 3.次に、設定スクリプトを実行する。 (一般ユーザ権限で実行してください) $ ./orca_capture_setup.sh 以上で設定は完了です。 GNOMEの場合は、このスクリプトでキー割り当てまで変更を行います。 KDEの場合は、スクリプト実行後に手動でキー割り当てが必要です。 □ 割り当てられるキー一覧 ------------------------------------------------------- GNOME Sarge : Pauseキー GNOME Etch : Printキー KDE : Printキー (自分で設定の必要あり) ------------------------------------------------------- 登録がうまくいっていないようであれば、同梱の ドキュメントを参考にしてください。 □ KDEでのショートカットキーの設定方法 KDEメニューより「設定」→「メニューエディタ」を選択して、 メニューエディタを起動する。 「新規項目」ボタンを押して、項目名に「全画面キャプチャ」など 好みに応じて入力してください。 「コマンド」の欄に「/usr/local/bin/orca_capture.sh」と入力し、 現在のショートカットキーの「なし」のボタンを押した上で、 Printキー(もしくは未割り当ての任意のキー)を押す。 左上にある「保存」ボタンを押して、設定を保存すれば完了となります。 □ オプション一覧 オプションなしで実行した場合は、デフォルトのプリンタに A4サイズで印刷を試みます。 ------------------------------------------------------- -s オプション -sオプションをつけて実行すると、$HOME/orca_capture以下に capture(年月日時分秒).jpgという形式のファイル名で保存します。 この場合は、印刷は行われません。 例) /usr/local/bin/orca_capture.sh -s -q オプション -qオプションをつけて実行すると、実行の際に表示されるダイアログを 表示しません。(ダイアログはzenityを利用していますので、GNOME環境 などを利用しているたいがいの場合、ダイアログが利用可能となっています。) 例) /usr/local/bin/orca_capture.sh -q -p オプション -pオプションをつけて実行すると、印刷の際に利用するプリンタを 指定できます。 例) /usr/local/bin/orca_capture.sh -p lp1 -h オプション ヘルプを表示します。 ------------------------------------------------------- バグなどがあったら、md81bird あっとまーく hitaki.netへメールを。
Linux環境で画面をキャプチャして、スクリーンショットを撮る方法のメモ。普通にアプリケーションを利用して、スクリーンショットを撮るのであれば、ksnapshotが便利です。コマンドベースでスクリーンショットを撮るなら、importコマンド(imagemagickパッケージ)でしょう。
追記:最近のGnome環境であれば、gnome-screenshot(アプリケーション→アクセサリ→スクリーンショットの取得 で起動)が含まれており、PrintScreenキーやAlt + PrintScreenキーなどのショートカットキーが関連付けられているので、ショートカットキーを押すだけでスクリーンショットを撮ることができます。昨日も多機能になって便利です。
□ 画面のスクリーンショットを撮る方法@Debian 画面のスクリーンショットを撮るには、以下の方法がある 1. ksnapshotを利用する方法 ksnapshotパッケージに含まれるので、インストールを行う。 シンプルかつ、かゆいところに手が届いており 全画面/ウィンドウのキャプチャを撮ることができ、実行時に キャプチャを行う際の、遅延時間を設定することも可能。 ファイル名の末尾に数字がついていた場合 screenshot1.jpg、screenshot2.jpg...と自動的にファイル名の数字が インクリメントされたファイル名を、デフォルトで付けられるのは便利。 2. gnome-screenshotを利用する方法 gnome-utilsパッケージに含まれるので、たいがいのケースでGNOMEと 一緒にインストールされているはず。 gnomeをインストールしてある場合、printscreenキーへ割り当てられて いれば、キーを押すことで利用できたり、メニューから起動することができる。 GNOME 2.14では、機能はシンプルで、全画面の取り込みしか行えないが GNOME 2.18では、ksnapshot同様に全画面/ウィンドウの指定や遅延時間の指定が 行えるようになっています。 3. gimpを利用する方法 定番グラフィック編集ソフトであるgimpがインストールされていること。 このソフトも、多くの環境でデフォルトでインストールされています。 gimpのメニューより、「ファイル」→「取り込み」→「画面取り込み」で 画面のキャプチャを行うことができる。 そのままgimpで画像加工を行うことができる点は便利。 4. importコマンドを利用する方法 imagemagickパッケージがインストールされていること。 $ import test.jpg のようなコマンドを実行し、カーソルが+になったら 取り込みたい箇所をクリックすると、キャプチャを行うことができる。 ファイル名の拡張子を変えるだけで、その拡張子に合った画像形式で 保存を行うことができる。 $ import -window root test2.jpg のようにすると、コマンドだけで全画面のキャプチャが行える。 コマンドオプションの詳細は、import -helpを実行。 (import --helpやimport -hは不可) 5. xwdコマンドを利用する方法 xwdはX Windowシステムの画面ダンプユーティリティ。 xbase-clientsパッケージに含まれるので、X Windowシステムが インストールされているたいがいの環境で、利用することができる。 $ xwd --out hoge3.xwd のようにしてxwd形式のダンプを取り込むことができる。 ただし、その後gimpのようなxwd形式に対応した画像編集ソフトで変換/加工する必要がある。 詳細はman xwdを参照のこと。 参考URL : [LHR]: スクリーンショットを取る http://mcn.oops.jp/linux/topic2.10/screenshot.htm
昔と比べて最近はどうも悪い方向に使い勝手が悪くなっていったので、本家のRealPlayerは止めてRealAlternativeに乗り換え。昔のファイルの互換性とかでまだまだ必要なので。しかし、ビデオ/オーディオcodecも、旧来との互換性や統一感、Win/Linux/Macで扱いやすいとなると、codecなどの乗り換えや選定も、なかなか最適解が難しいところですねー。
Internet Watch - 米消費者団体がRealPlayerを「バッドウェア」と認定 http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/02/01/18307.html ITmedia - RealPlayerが「バッドウェア」認定 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0802/04/news012.html stopbadware.org - StopBadware.org Alert RealPlayer http://www.stopbadware.org/reports/reportdisplay?reportname=realplayer01282008