Windowsで使っていたメーラーを、AL-MailからSylpheedに乗り換えると共に、Linux版のSylpheedのメールも統合することにしたので、その際のメモ。Windows版のbsfilterもあるようなので、インストールしてSylpheedのパスを設定しておけばSPAMフィルタ等で役立つはず。また、AL-Mailからのデータ移行は、AL-Mail側でmbox形式のファイルを出力して、mbox形式の読み込みに対応したメーラで取り込めばOK。、
[前提となる話] * SylpheedにはLinux版以外にもWindows版もあり、インストーラつきのもある。 * Linux版とWindows版のSylpheedのバージョンは、なるべくあわせて おいたほうがいい。 * 設定ファイル名に関しては、ソース中にある./libsylph/defs.hの定義参照 [LinuxからのSylpheedの移行] 1.Windows版Sylpheedのダウンロードとインストール http://sylpheed.sraoss.jp/ja/download.html よりインストーラ付きのSylpheedを取得して、インストールを行う。 通常は、プログラム本体はC:\Program Files\Sylpheedに、設定ファイルは %APPDATA%環境変数で指定される C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed などに保存される。 メールボックスは設定ファイルの下にあるMailboxesに保存される。 2.Sylpheedの設定ファイルの移動 LinuxでSylpheedを使っている場合は、ホームディレクトリの.sylpheedもしくは .sylpheed-2.0以下に、Sylpheedの設定ファイルが存在するので addrbook*.xml/filter.xml/folderlist.xml/accountrc/actionrc displayheaderrc/filterheaderrc/menurc/sylpheedrcなどのファイルのみ C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed 以下に保存する。 3.Sylpheedのメールデータの移動 LinuxでSylpheedを使っている場合は、通常ホームディレクトリ以下の Mailフォルダにメールを保存しているはずなので、フォルダごと C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed\Mailboxes 以下にMailフォルダをコピーする。 4.キャッシュファイルとマークファイルの削除 以下は、Sylpheed2.3.0を使っていたのが問題で、Sylpheed2.3.1にて 問題を回避するようなFIXが盛り込まれたので、必要なくなりました。 詳細は、後日の日記に書いておきました。どうも、メールを移行した際にフォルダの中に.sylpheed_cacheと.sylpheed_mark ファイルが残っていると、Sylpheedが途中で落ちるので 上記のMailフォルダの中を検索して、この2種類のファイルを削除しておく。以上で、Sylpheedを起動すれば移行は完了。 [AL-Mailのメールを移行] 1. AL-Mailのメールをmbox形式のデータに書き出す AL-Mailのメールをmbox形式のデータに書き出すには、フォルダごとに メールをCtrl+Aなどで全選択して、Ctrl+Sもしくはメニューから 「名前を付けて保存」を選んで、保存するファイル形式に「mboxファイル」 を選択して、名前をつけて保存する。 これを、データ移行をしたい郵便受け/送信箱/その他作成したフォルダ ごとに繰り返して、mboxファイルに保存する必要がある。 2.Sylpheedにmbox形式のデータを読み込ませる Sylpheedを起動し、メニューから「mboxファイルをインポート」を 選択し、「インポートファイル」にmboxファイルを指定して、 任意のフォルダを指定してインポートする。 3.AL-Mail時代の設定を引き継ぐ 必要があれば、フィルタリングルールやメール設定などを 新たに登録したり変更を行う。 Sylpheedユーザサポートサイト - Sylpheed移行ガイド http://sylpheed-support.good-day.net/doc.php Al-Mail mbox形式でファイルに保存する http://www.gesource.jp/soft/doteconv/manual/HLP000040.html