トップ «前の日記(2007-01-17) 最新 次の日記(2007-01-28)» 編集

ORCA愉快日記

2004|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|10|11|12|
2012|01|02|09|
2013|04|

2007-01-27 SylpheedをLinuxからWindowsにも移行する

_ [Linux] SylpheedをLinuxからWindowsにも移行する

Windowsで使っていたメーラーを、AL-MailからSylpheedに乗り換えると共に、Linux版のSylpheedのメールも統合することにしたので、その際のメモ。Windows版のbsfilterもあるようなので、インストールしてSylpheedのパスを設定しておけばSPAMフィルタ等で役立つはず。また、AL-Mailからのデータ移行は、AL-Mail側でmbox形式のファイルを出力して、mbox形式の読み込みに対応したメーラで取り込めばOK。、

[前提となる話]
* SylpheedにはLinux版以外にもWindows版もあり、インストーラつきのもある。
* Linux版とWindows版のSylpheedのバージョンは、なるべくあわせて
おいたほうがいい。
* 設定ファイル名に関しては、ソース中にある./libsylph/defs.hの定義参照
  
[LinuxからのSylpheedの移行]
1.Windows版Sylpheedのダウンロードとインストール
http://sylpheed.sraoss.jp/ja/download.html
よりインストーラ付きのSylpheedを取得して、インストールを行う。
通常は、プログラム本体はC:\Program Files\Sylpheedに、設定ファイルは
%APPDATA%環境変数で指定される
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed
などに保存される。
メールボックスは設定ファイルの下にあるMailboxesに保存される。
  
2.Sylpheedの設定ファイルの移動
LinuxでSylpheedを使っている場合は、ホームディレクトリの.sylpheedもしくは
.sylpheed-2.0以下に、Sylpheedの設定ファイルが存在するので
addrbook*.xml/filter.xml/folderlist.xml/accountrc/actionrc
displayheaderrc/filterheaderrc/menurc/sylpheedrcなどのファイルのみ
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed
以下に保存する。
  
3.Sylpheedのメールデータの移動
LinuxでSylpheedを使っている場合は、通常ホームディレクトリ以下の
Mailフォルダにメールを保存しているはずなので、フォルダごと
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Sylpheed\Mailboxes
以下にMailフォルダをコピーする。
  
4.キャッシュファイルとマークファイルの削除
以下は、Sylpheed2.3.0を使っていたのが問題で、Sylpheed2.3.1にて
問題を回避するようなFIXが盛り込まれたので、必要なくなりました。
詳細は、後日の日記に書いておきました。
どうも、メールを移行した際にフォルダの中に.sylpheed_cacheと.sylpheed_mark
ファイルが残っていると、Sylpheedが途中で落ちるので
上記のMailフォルダの中を検索して、この2種類のファイルを削除しておく。
以上で、Sylpheedを起動すれば移行は完了。
  
  
[AL-Mailのメールを移行]
1. AL-Mailのメールをmbox形式のデータに書き出す
AL-Mailのメールをmbox形式のデータに書き出すには、フォルダごとに
メールをCtrl+Aなどで全選択して、Ctrl+Sもしくはメニューから
「名前を付けて保存」を選んで、保存するファイル形式に「mboxファイル」
を選択して、名前をつけて保存する。
これを、データ移行をしたい郵便受け/送信箱/その他作成したフォルダ
ごとに繰り返して、mboxファイルに保存する必要がある。
  
2.Sylpheedにmbox形式のデータを読み込ませる
Sylpheedを起動し、メニューから「mboxファイルをインポート」を
選択し、「インポートファイル」にmboxファイルを指定して、
任意のフォルダを指定してインポートする。
  
3.AL-Mail時代の設定を引き継ぐ
必要があれば、フィルタリングルールやメール設定などを
新たに登録したり変更を行う。
  
Sylpheedユーザサポートサイト - Sylpheed移行ガイド
http://sylpheed-support.good-day.net/doc.php
Al-Mail mbox形式でファイルに保存する
http://www.gesource.jp/soft/doteconv/manual/HLP000040.html

トップ «前の日記(2007-01-17) 最新 次の日記(2007-01-28)» 編集