特定のメールを振り分けて携帯に自動転送したかったので、普段使っているメーラ Sylpheedの振り分けルールを利用した rubyスクリプトを書きました。procmail使うために.procmailrc書いてもいいんですが、必要な時に手軽に自動転送機能をON/OFFしたいとか、振り分けルールを変更したいというときに面倒なんですね。ということで、安易にSylpheedの振り分け機能を利用することにしたので、そのメモ。
□ Sylpheedの振り分け機能を利用して、条件に合ったメールを自動転送する@Linux [必要な条件] * Sylpheedがインストールされていること * rubyならびに、tmailライブラリがインストールされていること * 転送は、Sylpheedのメール受信時のアクション機能によって行うので 転送をさせるには、Sylpheedを自動メール受信設定にして 起動させ続けておく必要がある。 (その代わり、sylpheedを起動していない時には転送されないので 仕事などでの転送オン/オフの切り替えができる。) * 全てのメールを常に転送させたい場合は、転送メールサービスや プロバイダ等のメール転送サービスを利用して行うほうが確実。 ------------------------------------------------------ 1.tmailライブラリのインストール (Debian/Ubuntuの場合) # aptitude update # aptitude install libtmail-ruby1.8 2.スクリプトのダウンロードと編集 下記のリンクから直接ダウンロードします。 スクリプトダウンロード :transfer_mail.tar.gz エディタを開き、スクリプト中の -------------------------------------------------------------- SMTP_SERVER = "mail.example.com" #SMTPサーバ名 TRANS_ADDRESS = "mobile-phone@example.com" #転送先メールアドレス -------------------------------------------------------------- を自分の環境に合わせて変更します。 スクリプトでは、Pop before SMTPなどを除き、SMTP認証には対応していないので SMTP認証が必要な場合は、スクリプトを改造する必要があります。 また、添付ファイル付き等のマルチパートなメールの場合は 本文しか転送しません。 まあ、プログラムは程々にしか書いてませんが、それなりに実用にはなると思います。 3.スクリプトのコピーと実行権限の追加 解凍し、実行権限を与え、/usr/local/binなどにコピーする。 $ tar xvzf transfer_mail.tar.gz $ chmod +x transfer_mail.rb # cp transfer_mail.rb /usr/local/bin/ 4.Sylpheedの振り分けに登録 Sylpheedを開き、「設定」→「振り分けの設定」を開く。 振り分けのルールは、自分の振り分けたい条件を書いてください。 「次のアクションを実行」の項目で「コマンドを実行」を選択し、 "/usr/local/bin/transfer_mail.rb"を入力する。 「未読」の項目を追加しないと、既存のメールを振り分けた際に大量に メールが飛ぶことになるので、追加しておく。 また、振り分け条件として「次の条件のすべてが該当する場合」に 設定しておいたほうが良いと思います。 Sylpheed - lightweight and user-friendly e-mail client - http://sylpheed.sraoss.jp/ja/ Tmail - Ruby Email Handler http://tmail.rubyforge.org/
ITmedia - asahi.com「iPod課金検討」報道、文化庁「事実に反する」と抗議 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0801/17/news112.html asahi.com - iPodに補償金上乗せ、検討へ 文化審小委員会 http://www.asahi.com/culture/update/0117/TKY200801170220.html 文部科学省 - 文化審議会 議事録 著作権分科会 私的録音録画小委員会 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/index.htm#gijiroku 新聞社系のサイトは、すぐ消えて使い物にならないので 下記で改めて引用しておく。 ----------------------------------- http://www.asahi.com/culture/update/0117/TKY200801170220.html iPodに補償金上乗せ、検討へ 文化審小委員会 2008年01月17日17時28分 文化審議会著作権分科会の私的録音録画小委員会(主査=中山信弘・東大教授)は 17日、iPodなどの携帯音楽プレーヤーや、次世代DVDを含めた ハードディスク内蔵のDVDレコーダーの価格に「私的録音録画補償金」 を上乗せするかどうかを2月以降、検討することで合意した。 iPodに補償金がかかれば、1台あたり数百円になるとみられる。 デジタル機器は楽曲やテレビ番組を同じ品質で簡単に複製できるため、 MD、DVDやレコーダーの価格に著作権者への補償金を加えている。 だが、対象となっていないハードディスクやフラッシュメモリー内蔵の 再生機器が近年、急速に広がったため、06年度の録音補償金は00年度の 4分の1強にまで減少。対象の拡大を求める著作権団体とメーカーが 対立していた。 -----------------------------------